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最強の二番手!ヤマハ・TZR250、独特進化の過程。(番外編vol.3039)

2021-07-31 14:45:18 | 日記

先日、先前日とスズキ、ホンダの2スト250ccをご紹介した以上、今日はこの80年代ヤマハを解明するしかないでしょう!

そう来ると「レーサーレプリカ」としてご紹介するマシンは当然「TZR250」ですよね。

初期モデルの登場は1985年からで、名車「RZ250」2代目「RZ250R」からの流れを汲んだモデルとなります。

エンジンはホンダとは違い、この時点では水冷式2スト並列2気筒エンジンで、

車体形式は「1KT型」、初期モデルから、ヤマハならではの新しいカラーリング「ストロボカラーのフルカウル仕様」でした。

大きな特徴としてはフロントフォークが当時の750ccモデルと同様のφ39ミリを採用しており、

車体の「合成力」をより強調したものとなっていました。

販売当初から非常に人気が高かったモデルだったこともあり、

他社が1年でモデルチェンジしてた時代にこの流れで、3年このデザイン変更なしで売られ続けます、良いマシンでしたね!

で、次に登場したのが1988年からの2代目モデル「3MA型(サンマ)」です。

詳しい人はよく知ってると思いますが、当時の市販レーサー「TZ250」がそうだった「ヘッドを逆にした後方排気」が特徴で、

この2代目モデル「3MA型」も同じフォーマットをまとったモデルでした。

車体デザインは当時の4スト400ccモデルだった「FZR400R」に近いデザインに変更、

個人的にはこの2代目初期モデル、カラーリングを含めとても「魅力的なオートバイ」として見てましたね。

単純に欲しかったです。(笑)

で、2代目後期モデルとなる1990年にはマイナーチェンジがなされ、早くもフロントが「倒立フォーク」となります。

ただ、この「3MA型」には欠点も見つかり、後方排気から来るオイルがライダーの衣類に付着しちゃうって問題が起こってしまいます。

そこを反省したのか、次のフルモデルチェンジで登場する「TZR250R」はエンジンが大幅に変更されることとなります。

また「TZR250R」シリーズとしては「完成系」に近いモデルとなり、ついに1991年に3代目「3XV型」が登場。

ネーミングも「R」が付いた「TZR250R」となり、ついにホンダ同様にエンジンが「V型エンジン」に変更され戦闘力が一気に向上します。

さらに1991年には「SP仕様」や「SP-R仕様」が追加され、サーキット走行に重点を置いたモデルへと進化します。

基本デザインは「3XV型」から大幅変更はなされておらず、

カラーリングの変更や細かなパーツ変更で1995年までマイナーチェンジを繰り返します。

最終的には、劇的な売り上げ低下で他社の2ストレプリカ同様に1999年をもって「販売中止」となり廃盤化してしまいます。

しかし、他に漏れずこの「TZR250R」は中古市場で物凄い価格が付いており、

走行距離の少ない最終型なんかは、軽く200万円超え。

現在の「2ストブームが返り咲いた事」を如実に表す結果となっています。

ただ、最後の最後までホンダ「NSR250R」には色々な意味で勝てなかった(最強の二番手)事は残念だったです。(笑)









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