50年代後半あたりから60年代にかけて世界に向けて頭角を現し、
今では「オートバイ世界一」を誇る日本の「ホンダ」ですが、
何故、ホンダが海外の伝統あるメーカーを追い越して、現在では「最高峰」に君臨してるのか?
ある程度の事はオートバイ好きなら誰しも知ってる話ですが、
その理由は、とても「万人ウケ」する、優れてて「優等生なオートバイ」をたくさん送り出してるからです。
まさに「日本独自のオートバイ作り」のあり方を示した先駆者でもありますし、
日本人じゃないと出来ない緻密で精度が高く、それでいて乗りやすいバイクを開発した事が要因であるのは、
言うまでもありません。
付け加えれば優れた設計や部品制度のおかげで「故障が少ない」事も同時に言える気がします。
また、その宣伝になったのは、間違いなく世界レベルの「レース実績」です。
60〜70年代にかけてホンダが開発したレーシングマシンは海外の名門メーカーを圧倒するもので、
連続優勝を勝ち取り、あっという間に世界でのレースシーンで頂点に上り詰めていきます。
一般販売されてるオートバイはその経験を生かし、しっかりフィードバックされたもので、
それだけに技術的にも優れてると言えます。
また、独自の新しい技術もどんどん盛り込み、時代と共に次々と名車を送り出してもいます。
もちろん、ヤマハ、カワサキ、スズキと、ホンダを追いかけるカタチで追従していきますが、
ホンダが頭ひとつ抜きに出てる事は今でも変わりありません。
ここで個人的な見解を言うと、日本人は最初なかったものを「発明」する事は苦手だけど、
すでに存在するものの性能をより向上させたり「高める」事に関しては、とてもたけています。
オートバイに関してもそうで、元々存在するオートバイをより精度をあげて良くする事にまず成功した代表が、
ホンダであると言える気がします。
まさに日本人の「お得意分野」と言う訳です。
いろんなオートバイメーカーを乗り継いでいるライダーなら良くわかると思いますが、
ホンダはピーキーで癖のある独特のオートバイより、誰でも直ぐに楽しめるオートバイ作りが基本概念にあるため、
全てのオートバイが優等生ですよね。
でも、不思議なのはオートバイ業界でクルマメーカーで言う「トヨタの様な存在」なのに、
何故かクルマ業界になるとホンダ独特の「特異質な要素」が感じられます。
これはそもそもオートバイメーカーから始まった事が原因で、ホンダ自身エンジン性能にこだわりを持ってる事が、
クルマの世界では若干「異端児」になってるんじゃないかってボクなんかは思う訳です。
ただ、これに関してはちょっとした「不思議」を感じますよね!(笑)
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