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国産オートバイの過去を振り返る。(番外編vol.2060)

2017-11-08 09:59:58 | 日記

国産オートバイの登場は、終戦間もない頃から始まって行くのですが、

もっとも最初の時代というのはヨーロッパやアメリカのバイクの「模倣品」、

もしくは海外パーツを使って作られた「純粋な国産仕様ではないバイク」ばかりだったんですよね。

エンジンを中心に完全な国産オリジナルバイクが登場するのは50年代に入ってからで、

国内に100社近くバイクメーカーがあった時代にさかのぼりします。

さらに60年代に入るとその多くの中から頭角を現し始めた「ごく一部のメーカー」に集約され、

競争に負けた小さな町工場バイクメーカーは姿を消していきます。

現在に通づる、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4強となって、それまでの海外ブランドの模倣品はほとんどなくなり、

国産としての完全オリジナルバイクが登場し始めます。

60年代後半にはホンダより並列4気筒エンジンを搭載した「CB750ドリーム」が販売開始され、

それ以降の国産バイクとしての方向性を導きだします。

70年代は国産バイクのエンジン開発が過熱化し、2スト4ストと関わらず、

海外に通づる高性能なバイクを排出するようになり、国際レースでも国産メーカーが活躍するようになっていきます。

しかし、まだこの時代はあくまで「エンジンだけが先行してる」感があって、

それ以外のパーツはまだまだ発展途上にあったと言えます。

80年代に入ってバイクの素材が一変し、軽くて速く壊れにくい高性能なバイクが次から次えと登場します。

この時代のバイクは大半がレースで使われるバイクを一般道仕様にしたものが持てはやされた時代でもあり、

それまでに無かった速度で「劇的な進歩」を遂げることになって行くんですよね。

国内でも一番バイクが売れた時代で、各メーカとも多くの車種を持っていた頃でもありました。

しかし、90年代に入るとその勢いは徐々に無くなっていき、一部のバイクだけが売れるという時代に入っていきます。

いわゆる「バイク氷河期」で、さすがにこの頃はバイク開発もどことなく鈍っていた気がします。

それでもバイク開発は転機となった96年からの「教習所での大型バイクの取得」が始まったこともあって、

中型バイクから大型バイクの開発が中心となり、新しい時代に入って行く基盤が整い始めます。

2000年を越えると高級車からインジェクションを取り入れたバイクが登場し始め、

電子制御されたバイクが生まれることになっていきます。

厳しい「排気ガス規制」に伴い新しい技術が多く取り入れ始められて行くんですよね。

2010年を越えるとより充実した電子制御と車体バランスの向上で、乗りやすく扱いやすいバイクが排出されています。

そして現在に至る訳ですが、こうして過去を振り返ればその時々で、

ターニングポイントとなる時があったことが分かります。

模倣の時代、模索の時代、進化の時代、技術革新の時代。

現在では圧倒的に国産バイクは世界を席巻しています。

トータル性能で国産に勝るバイクは海外メーカーには無いと言っても過言じゃありません。

国産オートバイの歴史を振り返ると、様々なことがあったことを実感させられますね!(笑)










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