今の「バイク事情」を見るとライダーはおじさんばかりで、完全に「趣味性が高い乗り物」になっていますよね。
クルマに比べ、快適性や実用性に乏しく、結局は「好きじゃないと乗れない」乗り物として扱われています。
それが故に最盛期に比べ販売台数は「1/6」という状況です。
業界の冷え込みに関して、最大の要因に「若い世代のバイク離れ」があります。
昔に比べ、経済的に厳しいご時世とあって高額なお金を必要とするバイクは、今の若い世代に趣味としても敬遠されがち。
とにかく全てを「それにつぎ込む」気合がないと乗れなのが実情のようです。
また、安全性に関して「危険」がどうしても付いてくる為、これまた敬遠される要因となっています。
じゃぁ、今後バイク業界は「どうしていくべき」なんでしょうか。
今乗ってる40代〜60代のおじさんライダーも、あと数年もすれば体力的に乗れなくなってしまい、
徐々に、バイクから去ってしまう人もいるでしょう。
続く若い世代はバイクの魅力を知らずにおじさんになっていくので「人口が激減する」こと間違いなし。
そうなると現在を基準に考えてもさらに販売台数は激減し、
街でバイクを見かけることすらなくなってしまう気がします。
これらを踏まえ「改善の方法」として、1つに考えられるのは「セカンドカーをクルマじゃなくてバイクへ」と考えの方向転換をさせる方法。
これに関しては市街地での駐輪場のことや、保管場所、
今以上にバイクの実用性を高めることで世間の認知を獲得する必要があると考えられます。
特に渋滞や駐車場の確保が難しい「都心で有効」です。
また、もう1つの考えとして、ジャイロ機能などを搭載した「とても安全なバイク」の開発。
2輪でも「自立して立つ」ことが可能な新世代のバイク開発です。
実際、これに関しては「IT系企業とバイクメーカーの連携」で研究がなされているようです。
さらに、クルマと同じ「リース販売」の充実。
今の状況に加え「購入方法を広げる」ことで経済的な部分を軽減する秘策です。
最後に基本的なものになりますが、今以上に「バイクの楽しさをアピールする」こと。
広告に「規制」があるバイク業界の場合、車両のCMは作れませんが、楽しさを伝える宣伝は出来ます。
今以上にもっと世間に「バイクの楽しさ」を伝える事で、刺激を与える事が重要になってくると思われます。
考えて見れば80〜90年代にあれだけバイク人気が高かったのは「外から来る影響が強かった」からだとボクは考えています。
バイクマンガ、バイク映画、バイク雑誌、そして日本人プロライダーの活躍などなど。
バイクに「憧れを持つ」刺激が多かった事があれだけのブームを巻き起こしたことは確実です。
これらを少しでも実現できれば、またバイク業界に注目が集まる気がします。
そうなれば、新しい世代がバイクに目を向け「新しいバイクブーム」が到来するとボクは考えます。
地方に住む、ただの、1ライダーが偉そうな事を言ってしまいますが、
ボクの考えは、バイク業界の「火種を無くさない」ことも「バイク好きの指名」な気がします!(笑)
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