
昨日同様にそれまでのオートバイから大きく変貌させた、いわゆる「功労者」にあたるオートバイの紹介をいたします。
で、今日紹介するオートバイは、1984年に登場したカワサキ「GPZ900Rニンジャ-A1型」です。
往年のライダーなら誰もが知る、今でも人気の高い大型のオートバイですよね。(笑)
最終モデル(A16型)として2003年まで作られてたので、なんと約20年間と言う長い年月ほとんど変わらない形で売られていました。
また、この「GPZ900Rニンジャ-A1型」の特徴はなんと言っても、
それまでの空冷式モデルから、カワサキとしては初めて「水冷式エンジン」を搭載したモデルで、
当時、アメリカで人気が高かった日本の「忍者ブーム」を、そのままネームにあてた最初のカワサキバイクでもあります。
当然の事ながらアメリカでの人気も高かった(映画「トップガン」で使用)訳ですが、同時に国内でも大きな人気を誇る事となり、
特に90年代に入ってからは「定番のカスタム」が施されることで、より高い人気モデルへと発展する事となります。
また、当時人気の400cc4ストモデルの大型排気量として発展してた他の大型スポーツバイクと違い、
独自の個性を持ったオートバイとしても受け入れられた経緯があり、ススキの「GSX1100S-刀」同様に、
完全な「固定のファン」を獲得していく事にもなって行きます。
また、型式(A1型〜A16型)で解る様に16回のマイナーチェンジがなされており、年式のよって微妙に違いがあったりします。
特に1990年式にあたる「A7型」が大きな分岐点となってて、実は足回りに大幅な変更がなされております。
しかし、パッと見は全然変わらないイメージが強く、オーナーにならないとその違いはよく分からないレベルでもあります。(笑)
更に人気を不動のモノにした「カスタム」ですが、多くの社外品メーカーから専用のカスタムパーツが作られており、
今でもそのパーツのほとんどが「入手可能」な状況だったりします。
もちろん「GPZ900Rニンジャ」専用ですから、ほとんどがアッセンブリでそのままボルトオン交換が可能なパーツが多く、
車両のアップデートも比較的「簡単に出来る」事も多くのファンを固定させてる要因と考えられます。
初期のカスタムは「足回りの強化とフレーム強化」に特化していましたが、
年数を重ねると共に、そのカスタム範囲は広がりを見せペイントからカーボンなどの素材変更までなされる様になり、
より「アメリカンナイズ」な雰囲気を醸し出す車両が増えてるイメージが強いです。(笑)
現在人気の高い「ネオクラッシック系」のネイキッドと共に、元々クラッシックバイクである「GPZ900Rニンジャ」も、
なんとなく、そのジャンルにうまく収まってる気もしますね。(笑)
とにかくこの「GPZ900Rニンジャ-A1型」から始まった1つの車両ですが、のちに大型バイクの人気を高めた功労者である事は、
間違いない1台と言えますよね!(笑)
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