
お話が唐突ですが今も続く250ccクラスのスポーツバイク達って、現在の幅広いオートバイユーザーの獲得に「一躍かった」感があると言われていますが、
それの最初を飾ったのは、厳しい排気ガス規制が始まった2008年より販売開始された、カワサキが新開発した水冷式4スト並列2気筒エンジンを搭載車で、
エコでありつつも性能に優れたフルカウル仕様のスポーツモデルである「ニンジャ250R」でした。で、この成功を見た他のメーカー、例えば、ヤマハから
なら2015年より、ほぼ同じ仕様の水冷式4スト並列2気筒エンジンを搭載したモデル「YZF-R25」の登場であったり、ホンダからも2011年から販売されて
る水冷式4スト単気筒エンジンを搭載した「CBR250R」であったり、スズキからも2017年より、まず水冷式4スト並列2気筒エンジンを搭載した「GSX
250R」や、2019年にはその単気筒モデルで油冷式を採用した「ジクサーSF250」などが登場しています。で、現在に関してはそれに次いで、さらにハイ
パフォーマンスなモデルであるホンダ「CBR250RR」であったり、久々の4気筒エンジンを搭載したカワサキ「ZX-25R」なども登場し、より若い世代を
中心に高い人気のジャンルとなっています。で、ここまでフルカウル仕様の250ccスポーツが「どれだけあるか」をご紹介しましたが、今日のお題はその
中でもボクが気になってる2台について考察していきたいと思います(笑)。それは「単気筒エンジン」を搭載した、ホンダ「CBR250R」と、冷却システム
がスズキらしい油冷式を採用した「ジクサーSF250」です。この2台を見てみますと圧倒的に人気があるのが、実はスズキ「ジクサーSF250」だったりする
んですよね。これは過去の年間販売台数を見れば一目で分かるのですが、明らかにその差は決定的です。じゃあ「なぜ?」って話になりますが、正直な所を
言えばボクもよく分かりません(笑)。ただ、ボクなりに考察すると、まず双方の新車価格ですが、ホンダ「CBR250R」をABS付きで購入すると549.720円
(税込)となってて、スズキ「ジクサーSF250」がABS標準装備で514.800円(税込)となっています。その差は3万円ほどで若干「ジクサーSF250」の方
が安いです。ただ、これが決定的であるとは思えません(笑)。で、次にエンジン「パワー」や「仕様」ですが、ホンダ「CBR250R」の最高出力が29psで
最大トルクは2.3kg、対して「ジクサーSF250」の最高出力が26psで最大トルクは2.2kgとなっています。ほとんど違いはありませんが少しだけ「CBR250R」
の方がパワーがあるとなっています。しかしこれも決定打と思えませんよね。で、次に燃費ですが双方「単気筒エンジン」を搭載していますから非常に優れた
燃費率で、共に大体市街地走行で25km〜30kmとなっています。なのでここは全く同等ということになります。さて、ここまで比較して見ましたがこの2台に
今の所「大きな差は無い」って事がお分かりになったと思います(笑)。じゃあ最後にデザインですがホンダ「CBR250R」は2008年から2016年まで販売
されてた2世代目「CBR1000RR」と非常に似通ったデザインになっています。またスズキ「ジクサーSF250」も2012年から2016年まで販売されてた4世代目
の「GSX-R1000」と非常に似たデザインで、兄弟車となる「GSX250R」とはデザイン差より「カラーリングの違い」で差別化を図ってる感じです。ここは
好みがかなり関係してるので、残念ながら正確な考察にはなりません(笑)。で、最終的にボクが考えてるのはそれぞれの「立ち位置」じゃ無いかって思って
思ってるんですよね(笑)。要はホンダ「CBR250R」の場合、兄貴分の「CBR250RR」との「比較差」が凄まじく、逆に単気筒である事のアピールが薄い…。
それに対してスズキ「ジクサーSF250」は比較的近いスペックを持つ「GSX250R」の「単気筒仕様」であると明確になってる点です。ライダー側から言えばこの
2台の「印象が随分と違う」って事です(笑)。結局、優れた兄弟車と近い兄弟車とで比較されてる為。単純に「CBR250R」は性能面でイマイチなオートバイで
ある、逆に「ジクサーSF250」はスズキの250ccスポーツで単純に単気筒版と認知されてる差です。これが「正解かどうか?」は正直分かりませんが、この2台
に人気の差が生まれてる要因について、ボクは勝手にそう思ってるんですよね(笑)。さて、今日は変な視点から2台のオートバイを考察して見ましたが、いかが
だったでしょう!(笑)
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