2015年に登場した最新のヤマハ「YZF-R1」です。
それまでの「YZF-R1」からさらに進化したもので、国際レースでもその実績を上げています。
とにかく凄いのは数々のコントロールシステムで、
1番の目玉は3次元的な車両の動きを検知する6軸制御センサー「IMU-Inertial Measurement Unit」。
高速域での車体バランスを即座に感知し、適正のエンジントルクをコントロールするもので、
ライダーの間違ったスピードを軽減してくれます。
また、それに付随して、バンク角の深さも反映した新型「TCS-トラクションコントロールシステム」、
滑らかな旋回性能をサポートする「SCS-ローンチコントロールシステム」、
ウィリー等によるタイムロスを抑止する「LIF-リフトコントロールシステム」、
アクセル全開でも滑らかにシフトアップ操作を支援する「QSS-クイックシフトシステム」、
俊敏なスタートダッシュを支える「LCS-ローンチコントロールシステム」、
また、走りの特性を変えてくれる「パワーコントロールシステム」も標準装備されています。
いやぁ、機能が盛りだくさんですね!(笑)
ただし、一般道ではなくサーキット走行を考慮して搭載されてるもので、
これらはすべて強力なパワーを制御するためのものばかりです。
搭載されてるエンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで、排気量が998cc。
最高出力は200psで、6速MT、フューエルインジェクションとの組み合わせです。
ガソリンタンク容量は18リットルで、市街地での平均燃費が約18km。
1回の給油で走れる航続距離は約324kmと言う計算いなります。
タイヤサイズはフロント120/70ZR17M/C(58W)、リア190/55ZR17M/C(75W)。
新車価格は2,376,000円(税込)
最高速では他車より定評のある「YZF-R1」ですが300kmオーバーは確実なようです。
また、前後オーリンズ社製の電子制御サスペンションやカーボン素材の軽量カウルなどを装備した「YZF-R1M」もあります。
「YZF-R1」は、ひたすらレースシーンを考えて造られたバイクですが、
これを一般道で走るとなると、特に「YZF-R1」でなければならないということになりません。
持て余し気味のハイパワーな性能は、日本の道では、ほとんど使うことも体感することも不可能なんですよね。
毎回、言ってますがここが今のリッター系スーパースポーツの盲点です。
オーナーがサーキットに持ち込んで走る気がないのであれば、
残るのは「俺って凄げえ〜速いバイクに乗ってるんだぜ!」っていう自己満足だけ。
まぁ、一般道でしか走らないなら、もっとパワーのない他のバイクでも十分ということです。(笑)
しかし、所詮バイクは趣味のもの。
身の丈に合わなくても、どんなバイクであろうが、売られている限りは誰が何に乗っても良いです。
「YZF-R1」の場合、それまでのものと比べ、ここにきてかなりデザインが洗礼されきました。
とにかく現行型はカッコ良いです。
それに惚れ込んで、乗るのも当然アリですからね!(笑)
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