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アメリカの非合法活動組織、ヘルズ・エンジェルス。(番外編vol.1072)

2017-02-24 08:25:03 | 日記

かつて第二次世界大戦から無事に帰国した若いアメリカ兵が、平和な生活に馴染めず、

社会に反発して作られたのがこの「ヘルズ・エンジェルス」モータークラブです。

また、その後の子供たち世代も後々に含まれることになります。

いわゆるアウトローバイカー(モーターサイクルギャング)で60年代初頭からその組織を大きく拡大し、

社会現象を巻き起こしていきます。

特徴はハーレーに乗り、集団行動で住まいを定めず放牧民族のような暮らしを行う反面、

裏では殺人、強盗、恐喝、売春、重火器及び違法薬物の密売など、

数々の悪行を行い、それがクラブの収入源となっていたようです。

70年代には絶頂期を迎え、世界各国に22ヶ所の支部をもち総勢2万人ほどのメンバーを要することになります。

しかし巨大化したが故に仲間同士の抗争や、敵対する他のクラブとの争いが絶えず、

80年代を皮切りに徐々にクラブとしては衰退していきます。

ただし減少したとはいえ現在でも少なからずその活動は行われていますけどね。(笑)

また日本でいう70年代にあった大型組織の暴走族とも違い、

やることが極端に卑劣で徹底的だったことが特徴です。

有名なところでは「オルタモントの悲劇」というのがあって、

1969年12月6日、カリフォルニア州オルタモント・スピードウェイで行われた、

ローリング・ストーンズ主催によるフリー・コンサートで、

エンジェルスのメンバーが黒人青年を殺害した事件は有名です。

いわゆるアメリカのギャングやマフィアとも違い、

巨大で組織的な行動が「ヘルズ・エンジェルス」の最大の特徴となっていました。

当時の政情で若い世代がドラッグやマリファナで自由を求め「ヒッピー」族という流行りもあったこともあり、

「ヘルズ・エンジェルス」がその象徴とされたことも拍車をかけたと考えられます。

彼らはとにかくビールを愛し、長髪に長いひげにチームを象徴するジャケットや革のベスト、

全身に入ったタトゥーがシンボルとなってて、

見るものを圧倒していました。

現在ではいわゆる二世代(初期の子供達)が中心となって活動していますが、

ある種、高齢化が進んでおり、全盛期のような状態ではありません。

ただ現在でも解散はしていませんけど。

日本人のハーレー好きはこの現象に憧れを抱いてる感があり、

アウトローを決め込んでハーレーに乗ってる印象があります。

古いアメリカのアウトローバイカーを模倣し勝手にカッコいいと想像してるんですよね。

そこはちょっとイメージが先行しすぎてて、本質とは随分違うんですけどね!(笑)







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