レーサーレプリカでもない、ネオクラッシック系ネイキッドでもない、中途半端で中型バイクという残念バイク、
今日はヤマハがやらかしてしまった不人気車にあたる、皆さん知ってる様で知らない「FZ400」のご紹介です。(笑)
なんと登場が1997年で、生産中止も1997年。(笑)
もちろん後継モデルは存在しておらず、いわゆる「たった1年」ほどだけ売られて「直ぐに消えたバイク」です。
その要因は「1996年の免許制度の改定」で大型バイクの免許が教習所で取得できる様になり、大型バイクへと移行したって事と、
上記でも書いた様に「中途半端なジャンルだった」ことが大きな原因と考えられます。
90年代の半ばから2000年代の前半って時代的にも「オートバイ氷河期」に突入してましたから不運もあったと考えれますが、
それにしても残念感はいがめませんね。(笑)
そもそも個人的には「ネーミング」が気になってて、元々、ヤマハでの「FZ」と言えばレーサーレプリカ系を指していたのですが、
いつの間にか「FZR」や「YZF」と言うネームに変更され、スポーツバイクではあるものの、
シティーバイクの様な、ツーリングバイクの様な、ネイキッドバイクの様なハンパ感を感じるバイクへと変貌してしまいました。
しかし、それでもこれが1989年のカワサキ「ゼファー400」より先に登場してれば、
もしかすると、そこそこ売れたんじゃないかって思う節もある訳です。
で、一応スペックですが、エンジンは水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量が400cc。
最高出力が規制されての53psで、最大トルクは3.8kg。
スチール製のフレームで車体重量は約200kg、400ccの中では比較的「車体が大柄」に出来ています。
で、ガソリンタンク容量が18リットル、市街地での平均燃費はおおよそ20kmなので、
航続距離が約360km、満タンからの片道の限界が約180kmと言う計算になります。
またイメージ的には、何となく80年代初頭にあった初期型の「FZ400R」をネイキッドにした様なスタイルで、
ミニカウルが装備されてて、変形型のデュアルライトが特徴です。
さらに同時期にあった「XJR400」にも搭載されてた「ブレンボーのブレーキシステム」も装備されてもいました。
細部を見てみると、素性は決して悪くない感じです。
で、これは完全に個人的な意見になりますが、今、もしボクが中型(普通)免許しか持ってなかったら、
これも購入の候補になってたかもしれません。
もちろんカスタムありきですが、押さえられたパワーを吸排気の変更で本来のパワーまで引き出し、
カラーリングとフォルムも少しだけ変えてしまえば、そこそこ「イケてるマシン」になりそうな予感がするからです。
中古市場での販売価格ですが30万円台から50万円台がベース基準となっています。
他のネイキッド系並列4気筒マシンを選ぶなら、返ってこの不人気車である「FZ400」をチョイスするのも
良い気がするのですが、さて皆さんならどう考えるでしょうね!(笑)
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