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ゼファー400のコンセプトとは違う4スト250cc4気筒スポーツモデル、カワサキ・バリオス。(番外編vol.3284)

2022-06-16 00:11:02 | 日記

1980年代に大流行した「レーサーレプリカ」系のオートバイに代わり、1990年代を代表するモデルって、この手の「ネオクラッシック系ネイキッド」へと変化して行くのですが、

1991年に登場したカワサキ「バリオス」って実は、若干それとも違うジャンルで、いわゆる一般的な4スト250cc4気筒エンジン搭載の「スポーツネイキッド」として登場します。

この2車種(ネイキッド)の一体何が違うか?と言うと「ネオクラッシック系」は過去にあったオートバイをその時代に合わせてリメイクしたもので、

俗に言う「復刻版」とも言えるものに対して「スポーツネイキッド」は、そう言ったリメイクモデルとは違い、単にその時代の「一般的なスポーツバイク」と言うことになります。

まあ、今の車両ではデザインが全然違いますが、カワサキだと同類のジャンルにあたるのは、新型「Z250」が該当する感じですね。(笑)

とは言え同じ時代のカワサキですし、間違いなく1989年に先立って登場し大人気モデルとなった「ゼファー400」の影響から出現したモデルであった事は間違いないはずです。(笑)

そこを踏まえてこの「バリオス」をじっくり見てみますと、見た目こそシンプルですが、内容は「ゼファー400」と多少違い、リアは先進的なモノサス式サスペンションが採用されていますし、

エンジンも同時期に登場した「レーサーレプリカ」の「ZXR250」同様、水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブエンジンが搭載されてて、トルク配分こそ違えど最高出力は45psと高く、

ある程度「走りを考慮した設計」となっていました。

なので、同時期で同等のモデルを探すとなると、先日ご紹介した「ネオクラッシック系ネイキッド」の「JAED250」ではなく、スズキの「バンデット250」の方が近い気がします。

で、もう一度詳しくこの「バリオス」のスペックを見てみますと、まずエンジンは「ZXR250」からの流用である、水冷式4スト並列4気筒DOHC4バルブで排気量が249cc、

最高出力は45psで、最大トルクが2.6kgとなっていました。

また「ZXR250」そのままのエンジンが流用されていましたから、15.000回転で最高出力が発生すると言った「超高回転エンジン」が搭載されていました。

さらに毎年マイナーチェンジがなされてる関係上、初期モデルで「ZR250A-1型」の1991年式から、最終モデルで「ZR250A-6型」までの1996年式まで、

細かく「区分けされ」ながら生産されて行く事となります。これは当時の「ゼファー400」にも同じことが言えます。(ちなみにボクが乗ってたゼファー400は1991年式の3型でした…(笑))

で、その後の1997年以降に関しては2世代目の「バリオス2」へ進化し、新しい排気ガス規制となる2007年まで、長期間に渡り生産され続けられる事となります。

カワサキでも、この「バリオス」自体は登場初期から非常に人気の高いモデルとなり、常にある程度の売れ行きを確保できていたので、廃盤化が決定された時は非常に残念だった1台です。

また最後に恒例の中古市場を見てみますと、大体安いもので30万円あたりから、高いもので70万円前後で取引されています。

どちらかと言うと2世代目「バリオス2」の方が高額化しており、こちらの「バリオス」に関してはそこまで高額化はしておらず、そこそこの辺りで値詰まりしている感じですが、

車両の素性としては4スト250cc4気筒エンジンを搭載していますし、球数も揃っているので良質な車両であれば悪くない買い物ではある気がします。さて「バリオス」いかがでしょう!(笑)







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