今日のお話はオートバイのお話と言うより人間性であったり、そこに正しいとか間違ってるとか回答を求める日本人の傾向についてお話し
して行きたいと思いますので、よろしくお願いします(笑)。なんだかんだ言いながら、ボクってこう言った話をしたり考えたりするのが
好きなんですよね(笑)。で、なぜ、今日こんな話題にしたかったかと言うと、今度、現在やってるバンド(音楽)で、久しぶりにプロの
カバー曲をやろうと言う話になってて、その中の1曲に「中島みゆき」さんの「ファイト!」を演奏する事になったのですが、その歌詞の
中に「戦う君の歌を戦わない奴が笑うだろう」ってのがあって、この歌詞を聴いて「あれ?ボクってどっちだろう…」って思った事が切っ
掛けす(笑)。要するにボクは「周りになんて言われようが戦う側なのか?」それとも「何もしないのに戦ってる奴を笑ってる側なのか?」
って事なんですよね。ただ、この事をもっと根本から掘り起こすと、日本人特有の「気質」とも関係してる節があるんですよね。要するに
子供の頃から、1列に並んで美しく歩くこと、ある決められたレールにそって人の道から外れないこと、ズバリ!人と違わないこと、などが
教育システムに組み込まれており、逆に「個性を大切に!」ってのは、ごく最近から言われ始めた事で、ボクなんかは、ちょっとでも横道
にそれたら「それは良くない事」と考える(教育されてる)人間になってるって自覚があったりするんですよね。そうなると「中島みゆき」
さんの「ファイト!」で言ってる「戦う君の歌を戦わない奴が笑うだろう」って、日本人のほとんどの人が「戦わない奴」側になるんじゃな
いかって思うんですよね。逆を言えば少数となる「戦う人」って、世間からバッシングを受けたり、爪弾(つまはじ)きにされたりする側の
事を語ってる気がしてて、根本的な人間性を問われてるとも考えてしまう訳です(笑)。人の生き方として誰になんて言われようが「自分の
信念で生きる」ってカッコいい気がしますし、それが正解なんじゃないかって思うのですが、先ほども言った様に日本人は少しでも周りと違う
と「お前!変な奴だな!」って思われる節がありますよね。実はこれを言ってる人も、ある意味「何処かでは戦ってる」気もするのですが決め
られたレールの上での話であれば、その戦いは人からバッシングを受ける事はありません。しかし「中島みゆき」さんの「ファイト!」に出て
くる主人公の女の子は、世間から爪弾(つまはじ)きされた人の事(もしかすると本人の事?)を歌っており、それに対して「エールを送って
る歌」です。ボクも気持ち的には「戦う自分」になりたいですが、もしかすると「道から少し外れた人を馬鹿にしたり下に見たりする事」って
自分自身あった気がします。で、オートバイにもそういった意味でメーカーとしてかなり攻めた「チャレンジ精神を感じる車両」であったり、
そつなく万人にウケる車両であったり、いわゆる優等生であったり、人違って「モノ」ですが、それぞれの個性ってありますよね。結果的には
受け入れられた車両が正解で、そうじゃなく直ぐに廃盤になってしまった車両は失敗作と考えてしまいますが、興行的にはそうであっても設計
した人の信念が垣間見れたら「エールを送る事も必要なのかも」って思ったりします(笑)。でもつい、「なんであんなヘンテコなオートバイ
を作ったんだろう」って思っちゃう自分がいますので、今日は、そこら辺をより考えさせられる気がするってお話しでした!(笑)