ボクが高校生の時って、学校の規則で「オートバイ免許は取得禁止」だったため、
みんな学校に内緒でこっそり原付免許を取得し、わからない様に近所を乗ってた時代でした。
ボクと言えばそこを出遅れたと言うか、ちょうど同じ様にそうしようと考えてた時、
たまたまボクの高校で「一斉検挙」があり、こっそり取ってた連中がみんなこぞって「謹慎処分」となり、
そんなこんなで取りに行くタイミング失ってしまい、結局自動車の免許を取得するまで、
オートバイの免許って原付ですら持っていませんでした。
ただ、ボクの通う高校は工業高校だったので年齢が18歳になった人から順次、
学校に通いながら自動車の免許を取りに行けたので、
ボクはそのタイミングで原付免許を取得し、と言うか自動車の免許に付いてきたものを利用して、
それでオートバイに乗り始めたのが最初の最初です。(笑)
とは言え、一般ピーポーは親に買ってもらう様な時代じゃなかったので、
ボクの場合はバイトして持ってたお金でなんとか買えるオートバイを買って乗ってたって感じでした。
で、それがヤマハ「パッソル」。年式は覚えていません。
ただボクのはガソリンメーターが付いてた「D」って上級モデルで、確か中古で3万円ほどでした。
それでも嬉しくて高校卒業直後の春休み中、京都の専門学校に行く間乗りまくってました。
なんせ漕がなくても前に進む乗り物を所有したのって「これが初めて」でしたからね。
今でもよく覚えていますが、
コイツさえあれば「どこまででも行ける」って思ってましたね。(笑)
ヤマハ「パッソル」と言えば「初期のスクーター」で登場したのが1977年。
前年の1976年に登場したホンダ「ロードパル・ラッタッター」の対抗馬として登場したバイクです。
その後、急激に進化を始める原付スクーターのまさに「先駆け」的な感じでした。
ボクが乗ってたヤマハ「パッソル」の最高速度は頑張って45kmほどで、
当時既に登場してたホンダ「タクト」やヤマハ「ジョグ」に比べれば、
全然走らないバイクだったのですが、とにかく嬉しかった。(笑)
結局は京都に行ってすぐに中型免許を取得したので、ほんの一瞬の事になってしまいますが、
あの何とも言えない感動は今も忘れないですね!(笑)