宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

酒造好適米「吟のいろは」の検討会を開催しました

2021年03月16日 12時49分15秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 「吟のいろは」は,令和2年2月に品種登録出願公表され,同月に日本酒がデビューしています。令和2年産「吟のいろは」を使った日本酒も順次発売されており,数量限定ということもあって,上々の売れ行きとなっています。
 令和3年3月9日(火)に,令和2年産の総括と令和3年産の栽培方針を確認するため,新みやぎ農協みどりの地区本部大会議室を会場に,「吟のいろは」検討会を開催しました。
 宮城県酒造組合,全農みやぎ,松山町酒米研究会「吟のいろは」生産者,農協,県関係者,計21人が出席しました。
 令和2年産の農産物検査については,出荷数量1,314袋のうち120袋が特等に,残りも全て1等に格付けされました。また,醸造適性を測る成分分析結果についても,令和元年産と比べて8人の生産者毎のばらつきが良い方向に少なくなり,生産者の栽培技術の向上と,籾数制御等栽培に気を配ることで,高品質原料米を提供できる見通しが立ったと感じています。
 令和3年産は,松山町酒米研究会の会員8人と1組織で725aの作付を行う予定です。
 普及センターでは,令和2年産で収集したデータを元に,目標収量構成要素と栽培指標の案を示し,令和3年産の栽培の中で検証を行っていく計画です。
 令和3年度も松山町酒米研究会と一体となって,栽培管理技術の確立を推進していきます。

 検討会の様子          

   
  <問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「農業・農村女子会」を開催しました!

2021年03月15日 17時56分14秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 当地域の女性農業者や様々な分野で活躍している女性同士のネットワークづくりを目的に,令和3年3月4日に「農業・農村女子会」を開催し,管内の女性8名が参加しました。
 管内のペンションを会場に,震災後から地域の女性とともにコミュニティを育てる活動を行っている特定非営利活動法人ウィメンズアイの栗林美知子氏を講師に迎え,「自分の中の「物語」を見つけ出す」をテーマにワークショップを行いました。参加者が抱えている悩みや,将来の夢などを語り合いながら,自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。
 研修会後には参加者同士で連絡先を交換するなど,異業種交流を深めることができた研修会となりました。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くりはらスプレーマム研究会総会が開催されました

2021年03月12日 17時27分57秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

3月3日(水),くりはらスプレーマム研究会通常総会が栗原合同庁舎で開催されました。

くりはらスプレーマム研究会は,スプレーぎく栽培の技術情報の収集や相互交流等を目的として,栗原市だけでなく登米市や大崎市,涌谷町のスプレーぎく生産者が広域的な活動を行っており,スプレーぎくを一輪に仕上げるディスパッドマムの生産も増えています。

平成8年に設立された研究会は,今年で25年目を迎え,後継者である若い世代を中心とした運営に移行してきています。 

総会では,令和2年度事業報告や収支決算報告,令和3年度の事業計画や収支予算等について協議され,承認されました。

また,研究会設立時から支援していただいている登米農業改良普及センター佐藤泰征所長にも出席いただき,設立に至ったきっかけ,活動の歴史等のお話をいただきました。

総会終了後,種苗会社の担当者から新たに発表されたスプレーぎく新品種や市場評価の高い品種の紹介があり,会員は次作の作付計画の参考とするため熱心にメモをとり,花色,葉の形状,茎の太さなど手に取って確かめていました。

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 0228-22-9437

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和3年産加工・業務用「春夏キャベツ」栽培講習会が開催されました。

2021年03月12日 17時02分55秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和3年3月11日に,JA加美よつば主催の春夏キャベツ栽培講習会が開催され,JA加美よつば,普及センター,部会員を合わせて24名が参加しました。JA加美よつばでは平成29年にキャベツ部会が設立され,栽培技術向上のため作業開始前に栽培講習会を開催しています。
 講習会では初めに,JA加美よつばの営農指導員から作型・育苗管理・ほ場準備・定植後の管理・病害虫防除・収穫・出荷のポイントについて説明がありました。
 次に普及センターから昨年の気象経過について,定植直後から生育期間を通して高温・乾燥が続いた影響で生育が遅れたことや,乾燥が続く場合にはかん水を行うことなどを説明しました。また施肥について普及センターで土壌分析を行っているので,分析結果を参考に適切な施肥管理を行ってほしいと呼びかけました。
 普及センターでは今後もキャベツの安定生産に向けて引き続き支援していきます。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲採種組合の栽培講習会が開催されました

2021年03月12日 16時52分36秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営


 令和3年3月10日(水)に一迫水稲採種組合の栽培講習会が開催されました。令和3年の水稲採種の作業がこれから本格的にスタートすることから,採種管理のポイントの確認を目的に,組合員25名が出席しました。
 普及センターからは,漏生稲対策や異株抜きの徹底,いもち病,稲こうじ病等の病害対策を中心に,水稲採種の栽培管理技術について説明しました。ここ数年,出穂前の低温少照や出穂期以降の高温など,水管理,病害虫防除等に気を遣う年が多くなっており,これまで以上にほ場見回りをこまめに行ってほしい旨,伝えました。
 講習会後にJA担当者から組合員に「ひとめぼれ」,「つや姫」等の原種が配布され,参加した組合員は本年の水稲採種へ取り組む決意を新たにしていました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0228-22-9404  FAX:0228-22-6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

令和3年度に向けて「だて正夢」地域栽培塾を開催しました

2021年03月11日 17時52分30秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 水稲新品種「だて正夢」は,本格デビューからまもなく4年目を迎えます。当普及センターでは,次年度に向けた高品質生産のため,令和3年2月26日,管内2会場において地域栽培塾を開催しました。
 今年度3回目の研修であり,今回は今年度の作柄を振り返り,品質不適合例とその対策,栽培するにあたっての当面(種子準備~田植え)の注意点について説明しました。管内における品質不適合例については,昨年度より事例数は減少しているものの,タンパク質含有率の基準の超過や斑点米カメムシ類の吸汁などによる落等が見られたため,その対策について説明を行い,注意を促しました。質疑応答では,生産者・普及センター間だけではなく,生産者同士の情報交換も行われ,次作に向けた栽培管理について,改めて確認していました。


仙台会場


大郷会場

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イノシシ・ツキノワグマ被害対策研修会を開催しました

2021年03月11日 14時23分31秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和3年3月4日(木),栗原文化会館において栗原市との共催により,市内の鳥獣被害対策実施隊や区長等約30名を対象に「令和2年度イノシシ・ツキノワグマ被害対策研修会」を開催しました。講師には,仙台市青葉区にある「合同会社 東北野生動物保護管理センター」で主任研究員を務めている鈴木淳氏を迎え,「イノシシとツキノワグマの生態と地域ぐるみで取り組む被害対策について」講演いただきました。
 講演の中では,イノシシやツキノワグマの生態や被害対策のポイントのほか,対策の目指すべきゴールとしては根絶ではなく「人と動物の共生」であること,その上で捕獲・侵入防止・環境整備の各々を組み合わせた総合対策が必要であり,その地域にベストなやり方を地域の皆で話し合って決めていくことが重要であることなど,今後の被害対策を考えていく上で,非常に示唆に富んだ有意義な内容でした。
 講演後には質疑応答が行われましたが,生態に関するもの,被害対策に関するもの,捕獲に関するものなど,多岐にわたる質問が次々となされ,今後の被害対策に活かそうとする意欲が感じられると同時に,いかに鳥獣被害に苦慮しているか,改めて認識しました。
 鳥獣被害対策については,中山間地域農業の活性化を図っていく上で不可欠となりますので,今後も研修会などを通じて,有効な対策が図られるよう支援してまいります。

<連絡先>                                                                                                      

 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班                                                

 TEL 0229-91-0727 FAX 0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩手大学滝沢農場のブルーベリー視察研修会を開催!

2021年03月11日 14時07分15秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和3年3月9日に登米市の(株)サンフルーツファーム(南方町)と(有)伊豆沼農産(迫町)が,ブルーベリーの品種更新やせん定方法などを学ぶため,岩手大学農学部附属寒冷フィールドサイエンスの滝沢農場のブルーベリー園地を視察しました。岩手大学では,早くからブルーベリーの栽培方法や生理生態の研究を重ね,普及に貢献してます。
 始めに,岩手大学農学部渡邉学助教から,滝沢農場は岩手山麓の火山灰土壌でブルーベリーと相性が良いことなど,園地の説明を受けました。渡邉先生からは,水田跡地での新植や改植時のポイント,樹齢や樹勢が異なる樹のせん定について説明していただきました。参加者からは,土壌改良の方法や枝の更新方法,収穫量等について質問があがり,有意義な視察となりました。

せん定の実演

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAみやぎ登米加工用馬鈴薯栽培講習会開催と種芋準備

2021年03月10日 12時39分25秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和3年3月4日,登米市米山町において,生産者7名,JAみやぎ登米,土地改良区,ほ場整備地区推進委員等が参加し加工用馬鈴薯栽培講習会が開催されました。講習会では,カルビーポテト株式会社の担当者から品種の特徴や機械化一貫体系のポイントについて,普及センターからは転作水田の排水対策や土づくり,登米の気象条件に合わせた栽培管理について説明しました。今作は昨年の9haから16haへの作付け拡大を予定しており,参加した生産者は良質なばれいしょ生産に向けそれぞれの課題と対策を確認しました。
 令和3年3月9日には,生産者およびJAの担当者で種芋の消毒が行われ,今年の作付作業がスタートしました。普及センターでは,水田フル活用,高収益作物導入に向けた取組みを支援します。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仙台市根白石地区でカラーミニトマト栽培講習会が開催されました

2021年03月10日 11時27分58秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和3218日に,仙台市根白石地区でJA仙台主催のカラーミニトマト栽培講習会が開催され,生産者7名が参加しました。 
 当普及センターからは,病害虫の発生症状や発生時期等,病害虫防除のポイントについて指導しました。栽培講習会が開催されるようになり3年目になりましたが,年々,生産者の病害虫防除に関する知識,技術が向上し,今作の病害虫の発生は,前年より少なくなりました。
 また,JA仙台西部営農センター管内では,カラーミニトマトの生産者,栽培面積が増加傾向にあることから,JA仙台と協力して,病害虫防除や作業のポイント等をまとめた「栽培暦」を配付しました。
 今後も,関係機関と協力し,生産者の栽培技術向上,収量向上を支援していきます。


〈連絡先〉
 宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
 〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町417
 TEL022-275-8410,FAX022-275-0296
 E-mailsdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする