宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

次世代施設園芸雇用管理セミナーを開催

2017年01月24日 16時33分00秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

平成28年12月6日,管内の農業法人等を対象に「次世代施設園芸雇用管理セミナー」を開催しました。9月から生産を開始した(株)デ・リーフデ北上の生産施設の視察後,石巻市北上保健医療センターにおいて,同社代表取締役の鈴木嘉悦郎氏から事業導入経過及び法人の体制等について事例報告をいただきました。続いて,「効率的で従業員のやる気を引き出す雇用管理」と題し,愛知県でミニトマトを生産している(株)にいみ農園代表取締役の新美康弘氏からミニトマトの周年生産や販売体制について講演をいただきました。管内では,東日本大震災後に多くの大規模雇用型農業法人が設立しています。いずれの法人も従業員の働きやすさなど雇用管理が課題となっています。今回のセミナーは,従業員の能力評価や収穫予想から必要労働時間を算出するなど効率的な雇用管理のあり方について参考になりました。
 翌日は,新美氏を講師に(株)デ・リーフデ北上において現地指導会を開催し,栽培面や雇用管理等についてアドバイスを頂くことができました。
 普及センターでは,おいしい宮城の野菜を皆様へ届けられるように今後も活動していきます。

 

 

 


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名取市の新成人に贈る花束作りをしました。

2017年01月23日 18時13分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成29年1月7日(土),東日本大震災からの復興を遂げた名取市花卉生産組合で成人式の記念に贈られるカーネーションとばらの花束作りが行われました。名取市では,新成人への記念品として贈る花束を毎年,当組合に依頼しており,今年は650束を作ることになりました。

  普及センターでは,毎年「花き6次産業化講習会」を開催し,消費者の視点に立った商品の作り方の研修を行ってきました。今回,花束作りを行った組合員の大半が,講習会を受講していることから,手際よく作業が進められ,色合わせやラッピングなど新成人向けに華やかなブーケスタイルの花束を作製することができました。 

  名取市花卉生産組合では,イベント等でフラワーアレンジメントに加工して販売するなど6次産業化の取り組みや花の消費拡大に力を入れており,今後の展開が期待されます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141  FAX:0223-34-1143

 


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農業経営について家計簿から考えてみました

2017年01月20日 10時45分14秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 当普及センターでは20代から40代の女性農業者を対象として、女性農業者ステップアップ講座(4回)を11月から開催しています。
 第3回は1月11日に「家計簿から我が家の経営目標を立ててみよう」と題し、中小企業診断士の本田茂先生を講師に研修を行いました。
 始めに、農業を楽しむためには、「現状について考える(現状思考)」から「将来、こうあったら良いな(仮説思考)」と言うことをイメージして準備をしようという心構えの必要性を教わりました。
 実習では、年間の生活費を演習シートに書き出し、おおまかな数字をつかみ、生活するためにいくらかかるかを実感しながら、家族のライフプランと併せて必要経費を算出してみました。必要な額を知ることで、農業経営の所得目標を設定し、売上目標を作る方法を学びました。
 参加者からは、「ビジョンを持つことや家族内でのコミュニケーションの必要性も教わり、農業経営について別な観点から学ぶことが出来た」と言う感想をいただきました。

宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班 電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 

 

 


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竹駒産業文化賞を受賞しました

2017年01月19日 13時56分46秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  去る11月23日に竹駒神社新嘗祭において,第62回竹駒産業文化賞授賞式が挙行され,農業(個人)部門において東松島市の川村潤一さんが受賞されました。
 竹駒産業文化賞は,郷土の産業振興に貢献があった功績者を表彰するもので,今年度は農業部門の外に,畜産業,林業など合計9部門の個人及び団体に対して表彰されております。
 今回受賞された川村さんは,農協合併に伴い旧農協単位のトマト部会の取りまとめやトマトの産地形成に尽力されたこと,養液栽培システムの啓蒙を図るとともに栽培の技術革新と収量品質の向上に大きく貢献されたこと,大震災後に農業法人を立ち上げ被災農家らの雇用の機会を創出されたこと,宮城県指導農業士として地域農業の振興や農業後継者の育成のほか農大生や営農指導職員等の研修受け入れに取り組まれたこと,などの功績が大きく評価されたもので,今後も川村さんの更なる御活躍を期待いたします。


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ライフプランの必要性を実感しました!

2017年01月12日 16時06分54秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 当普及センターでは20代から45才位の若手女性農業者を対象として、女性農業者ステップアップ講座(4回)を11月から開催しています。
 第2回は12月9日に「家族のためのライフプランづくり」と題し、女性を対象にわかりやすいお話で定評のあるファイナンシャル・プランナーの田中美和子氏をお招きました。
 難しい数字の話が中心かと身構えていましたが、場の雰囲気作りとして、チームや個人でクイズを解きながら話が展開し、具体例も多く取り入れていただいたため、賑やかで笑いのある講座となり、自然とライフプランの必要性を実感することが出来ました。
 参加者からは、「家の中でお金の話は言いづらいが、やはり子供のこと、老後のことを考えるとライフプランは必要だと感じました。夫婦で話し合って将来の設計を考えるきっかけになりました。ぜひ、しっかりライフプランを作りたいです。」と言う感想をいただきました。

宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班

電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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「牛乳料理」と干支(えと)(酉(とり))の置物でますます元気です!

2017年01月12日 16時04分00秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 登米地域で農村生活に関する研究を重ねる「登米地区生活研究グループ」と、農業経営をリードしている女性農業者組織「アグリレディーズネットとめ」が合同研修会を開催しました。
  午前中は、「登米地区生活研究グループ」が主催で(株)明治の中屋栄養士から今話題の「ロコモ対策」のお話と乳製品を使用した中華料理3種類を学びました。乳製品を積極的に料理に取り入れることで、「ロコモ対策」も可能と聞き、熱心に調理に取り組みました。
  午後は、「アグリレディーズネットとめ」の主催で「会員による手(て)業(わざ)講習会」として、近藤氏を講師に「布で作る干支(えと)(酉(とり))の置物」を手縫いしました。参加者はみんな真剣な表情で手元に集中し、情報交換をしながら置物を3時間で完成させ、体も心も充実した1日となりました。

宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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若手女性農業者が先輩農業者から学び、色々な発見をしました!

2017年01月12日 15時58分19秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 当普及センターでは20代から40代の若手女性農業者を対象として、女性農業者ステップアップ講座(4回)を11月から開催しています。
 第1回は、「得意分野で活躍する女性農業者のお話を聞こう」をテーマに大崎市内で活躍する2人の女性農業者の取組を学びました。
 米粉のシフォンケーキづくりに取り組む「ファーム高順」の高橋氏からは、加工場建設や商品開発までの経緯を聞き、自家産米の良さを活かした加工への思いや忙しい中でも加工に取り組む時間の使い方について学ぶことが出来ました。
 デリシャスファーム(株)のファームカフェでは、吉村氏より会社の概要と経営内容について説明を受けた後、参加者と意見交換を行いました。
 商品開発は、味が良いのは当たり前、見た目、パッケージが良くないと購入されない、専門家をうまく利用するといった割り切りが必要。6次産業化は一次生産という基盤の上に成り立っているという現実的な話も聞くことができました。
 参加者からは取り組んでいる部門は違うが、活き活きと働いている女性を見て頑張ろうと思った、色々な勉強が出来て良かった、という感想をいただきました。

宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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名取のセリが出荷最盛期を迎えています

2017年01月11日 12時00分38秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  名取のセリが,出荷最盛期を迎えています。亘理普及センター管内のJA名取岩沼には,上余田芹出荷組合と下余田芹出荷組合の二つの出荷組合があり,約16haでセリを栽培しています。今出荷されているセリは,セリ田で春から夏にかけて増殖した苗を秋に植え付け,育ててきたものです。組合では,品質の良いセリを消費者に届けるために,種ゼリ養成時期や収穫前に巡回調査を行い,出荷時にはすべての箱を開けて検査員による厳しい検査を行っています。

  セリの主な出荷時期は9月から4月で,1~2月が全体の約4割となり最も出荷量が多い「旬」となっています。お雑煮や七草がゆなど,お正月にはかかせないセリですが,最近では鍋物需要も多くなっており,爽やかな香りと味,シャキッとした歯ごたえを生かした「セリ鍋」をはじめ「セリご飯」や「かき揚げ」など,どんな料理にも調和する食材です。生産者が丹精込めて育てたセリを楽しみながら,伝統の味に加えて新しい味を見つけてみてはいかがでしょうか。

   

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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平成28年度「地域の美味しい新商品開発コンテスト」を開催しました!

2017年01月05日 17時14分18秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 普及センターでは,女性農業者の農産物加工等の起業活動を支援するため,昨年に引き続き,㈱ライフサポートわたりとの共催により12月9日,JAみやぎ亘理会議室を会場に「地域の美味しい新商品コンテスト」を開催しました。
 コンテストの対象者は,亘理山元地域に在住の女性農業者もしくは女性個人事業者で,おおくまふれあいセンターに出荷している方,及び今後出荷に意欲的である方で,応募条件は,既存の商品とは異なり,新しい地域食材,加工方法,デザインであることとしました。
 昨年同様,消費者に「いいね!」と言ってもらえる商品を作ることを心がけ,商品コンセプトやターゲットを明確にすることとしました。今年の応募は7人13商品で,農産物を活用したジャム,ゼリー,漬物,調味料等が出品されました。
 審査はフードコーディネーターや消費者生活相談員等の有識者で行われ,試食しながらパッケージやラベルのデザインなど,消費者の視点を基準に評価しました。
 審査の結果,最優秀賞には,亘理町テイルサイド社横尾裕子さんの「フレーバーオイル(ゆず)」が,優秀賞には山元町やまうち農園山内裕美さんの「いちじくソース」と亘理町スローフードYOKO清野容子さんの「小玉ねぎのピクルス」が選ばれました。受賞された商品はいずれもコンセプトやターゲットが明確で,味も美味しい!という評価でした。
 今回,応募された商品は,今後,おおくまふれあいセンター等で販売する予定です。普及センターでは,これからも女性農業者の意欲的な取組みを支援します。


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奥松島地域営農再開実証プロジェクト収穫報告会が開催されました。

2017年01月05日 17時04分13秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 平成28年12月27日に東松島市野蒜市民センターにおいて,地元代表者や各関係機関の約50名が出席し,奥松島地域営農再開実証プロジェクト(事務局:東松島市農林水産課)の収穫報告会が行われました。当プロジェクトは平成26年度に立ち上がり,東日本大震災により壊滅的な被害を受けた奥松島地域において,地域農業への意欲と将来への希望を持つために,農地の復旧事業と並行して地下水位のモニタリングや試験ほ場を設置し,塩害等の課題を抽出し対策を検討してきました。
 当地域では,震災前から営農している「農事組合法人宮戸干拓宮戸生産組合」,震災後平成27年に設立した「農事組合法人奥松島グリーンファーム」と「奥松島果樹生産組合いちじくの里」の3組織が中心的な担い手となり,平成28年度から本格的な営農再開を迎えています。
 報告会では,洲崎東名地区を担う奥松島グリーンファームの山本さんから「6年ぶりの収穫を無事に迎えることができ,収量も豊作だったことから喜びもひとしおである。」,また,宮戸地区でイチジクやモモ等を栽培する果樹組合の櫻井さんからは,「果樹生産の場であるととともに菜の花やモモの花が咲く頃には,花見に沢山の人が訪れ,宮戸が賑わうことを期待したい。」とのあいさつでした。
 なお,当日は地元JA女性部の協力により,復旧農地で栽培されたごはんやイチジクの甘露煮等の試食会も行われ,本格的に営農再開できた喜びをかみしめていました。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999


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