栗原農業改良普及センター管内には,志波姫地区に大豆の指定採種ほが設置されています。
平成23年度の県内の採種ほの設置計画面積は,約150haです。そのうち,JA栗っこでは「タンレイ」13.8haを採種ほとして指定しました。採種を担当する2戸の農家はいずれも栽培技術が高く,栗原の大豆の中でもトップクラスの収量と品質をあげています。
今年は,7月下旬は低温であったが,その他の期間は高温で推移したことから,開花期は平年より早まり,生育も概ね順調に経過しました。
10月26日には,第Ⅱ期のほ場審査(成熟期審査)を実施しました。ほ場審査では,昨年多発した食葉性害虫の発生が少なく,病害の発生も見られませんでした。また,雑草の発生も少なく,いずれのほ場も生育は良好であり,契約数量は十分確保できる見通しです。
県内大豆の種子更新率は約40%となっており,消費者や実需者が求める安全・安心で良質な大豆を供給するためには,その割合をさらに高める必要があります。今後も良質な種子生産を支援していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144