宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

町内産堆肥で黄金色の麦浪をつくろう!

2024年03月26日 09時48分33秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 昔からの格言で「米は地力で、麦は追肥で作る」と言いますが、実際には、麦作にも地力は重要です。地力を上げるには堆肥など有機物を水田に入れることが1番ですが、管内で多い「水稲-麦-大豆」などの輪作体系では、ほ場の準備期間が短く、作付け前に堆肥の散布期間をとれないことが課題でした。

 そこで、3月18日、涌谷町内のほ場において、生育中麦への牛ふん堆肥の散布試験が行われました。越冬後のまだ小さい麦の上から堆肥を散布する大胆な試みですが、他県では麦や後作大豆の収量が向上するという試験結果も出ています。当日は強風でしたが、風に負けない大きなマニュアスプレッダーが登場し、無事に2t/10aほどの堆肥が散布されました。

 今後、普及センターでは、堆肥が麦や後作物に与える影響を調査していきます。

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター先進技術班   

  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225


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