
令和5年7月14日、気仙沼市廿一地区で、酒米の栽培を行う清流「蔵の華」廿一会(会長:熊谷公兵氏、会員12名)を対象に、栽培研修会を行いました。
同会は市内の酒造会社2社(株式会社男山本店、株式会社角星)と酒造好適米「蔵の華」約7haの契約栽培を行っています。棚田風景が広がる同地区で、5月には酒造会社や市、JA、一般市民と連携し田植え体験会を実施するなど、中山間地の地域振興に向け積極的に取り組んでいます。
当日は、高品質な酒米生産に向けて会員のほ場を相互に巡回し、生育状況の確認と今後の管理についての確認を行いました。途中から雨が降り出すあいにくの空模様でしたが、参加した会員からは熱心に生育状況に応じた今後の管理、イボクサ等の雑草対策に関する質問が挙げられました。
田植え以降、高温で経過しており、雑草防除も丁寧に行われていることから、順調に生育しています。中干し完了後の葉色に応じた追肥や、生育ステージの前進に応じたいもち病、斑点米カメムシ類防除の実施について確認しました。
次回は9月上旬に収穫適期の確認を行い、さらなる多収・高品質化を目指していきます。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606