平成31年1月9日(水)に栗原市農業委員会で,家族経営協定の調印式が開催されました。
家族経営協定の目的は,農業の家族経営を担っている各人が,対等な立場で経営と生活について話合い,ルールを決め,それを文書にして「可視化」することです。これにより家族一人一人の役割や責任が明確になり,営農への意欲と能力の発揮を促すことができます。また,後継者への経営移譲をスムーズに行うためのツールにもなります。今回締結したのは,栗原市若柳地区で水稲とれんこんの栽培に取り組んでいる父・大場隆さん(経営主)と息子・慶久さん(後継者)です。調印式で,慶久さんは「各種事業等を活用し,経営の規模拡大を図りたい」という意気込みを表明し,今後本格的に参画していく農業経営に対する意欲の高さが伺えました。協定には隆さんからの経営移譲に関する内容も盛り込まれ,これから後に続く若手農業者のモデルとして活躍することが期待されます。
(大場氏親子)
家族経営協定は,栗原市農業委員会事務局と栗原農業改良普及センターが窓口となり締結に向けてサポートいたしますので,お気軽にお問い合わせください。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144