平成28年3月2日,気仙沼市唐桑町で,大唐桑栽培愛好会主催で,大唐桑の苗木100本の配布にあわせて,ほ場管理と植え付け実地講習会が開催されました。大唐桑(おおからぐわ)は,果実が大きい桑品種で,果実と葉を食用とするため平成15年から旧唐桑町で栽培されています。果実はジャムに,葉はお茶とパウダーに加工され,お菓子の材料にも利用されています。
普及センターから,食用桑(果実・葉)の施肥や病害対策などの栽培管理について情報提供を行いました。その後ほ場に移動し,せん定と苗木の植え付けを実演しました。数年せん定されていない株は枝の更新のため株元まで切り戻し,果実を収穫する株では間引きせん定を行いました。会員同士で,せん定や病害虫について活発に意見交換されていました。
普及センターでは,今後も大唐桑の栽培技術向上について支援していきます。
<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044