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新規就農者や農大先進農業体験学習中の学生を対象に、農業技術や経営管理の習得を図るため、令和5年9月11日(月)に美里地区みやぎ農業未来塾を開催し、美里4Hクラブの活動を紹介と先進農業経営体への視察研修を実施しました。
はじめに、美里町の農家レストラン「野の風」で昼食を取りながら、美里4Hクラブ会長から、先進事例研修や情報交換などを行い、農業経営技術の習得と仲間づくりを展開している「美里4Hクラブ」の活動について紹介がありました。
昼食後は、先進的な農業経営体の視察見学を行い、最初に、平成18年に法人化した大崎市鹿島台の有限会社エイト農産の代表から設備投資を抑え、水稲、麦、大豆の2年3作のブロックローテーションとさつまいも等の野菜栽培についてお話を伺いました。
次に、鹿島台の黒毛和種肥育牛農家から牛の快適性と仕事のし易さ、低コストを心掛けた木造牛舎で、血統や病気に注意し、飼料高騰など経営の厳しさについてお話を聞きました。
最後に、平成26年に集落営農組合から法人化した美里町の農事組合法人みらいす青生の代表から計画的に施設や機械を導入整備し、水稲、麦、大豆と野菜の大規模経営する取組みを説明していただきました。夏は地下水位制御方式を活用したトウモロコシなどの野菜栽培と冬は大豆の選別調製を組み合わせた周年就労を実現し、自動操舵の農業機械、ドローン、圃場管理システム等のスマート農業技術を活用して地域農業の発展を目指しているとのお話しに参加者は興味を持っていました。
普及センターでは、今後も、新規就農者等を対象に、先進的な農業経営体の経営戦略や美里4Hクラブの活動などを紹介し、農業後継者の確保、育成を行っていきます。
<問合せ先>美里農業改良普及センター地域農業班TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225