直売所の活性化に向けた研修会を開催しました。

　加美町小野田地区の薬莱山にある「やくらい土産センター」は平成６年創業の農産物直売所で，これまで中山間地であるこの地域の農業活性化に寄与してきました。
　しかし，最近では高齢化などによる出荷量の減少やそれに伴う販売額減少などの課題が生じてきています。
　そこで普及センターでは，このような課題を解決し，直売所の活性化を図るための一連の研修会を開催することとし，その第１回目としてより魅力のある品ぞろえを実現するため，収益性の高い新たな作物の導入について提案する研修会を開催しました。
　やくらい土産センターなどの中山間地に立地する直売所では，イノシシやクマなどの被害が多いことや積雪により冬場の品揃えが少なくなることから，普及センターと特用林産物を所管する林業振興部の職員から，獣害に強く冬場でも出荷可能な作物を中心に野菜，花き，果樹，きのこ類等の提案を行いました。
　研修会終了後に行ったアンケート調査では，今回提案を行った複数の作物について新たに取り組んでみたいとの回答があり，今後新たな品目の増加が期待されます。
　普及センターでは，今後も様々な研修会を開催し，直売所の活性化を支援していきます。

＜連絡先＞
　宮城県大崎農業改良普及センター　 地域農業班
　TEL：0229－91－0727　　　FAX：0229－23－0910