金成末野水稲採種組合は12月4日に大崎市鳴子地区のホテルを会場に,採種技術の向上を目的として研修会及び反省会を開催しました。普及センターから本年度の気象・生育経過と種子審査の総括について説明を行い,JA農産物検査部門の担当者から本年産水稲の品質・被害粒の状況について報告を受けました。本年は7月中旬の低温や8月上旬の異常高温など気象変動が激しい年となり,気が休まらない時期が続きましたが,生産物は全量正種子となり計画対比101%を達成しました。
当組合は,優良種子の生産に長年取り組んでおり,本年で58年目を迎えました。毎年,自主的な苗審査のほか,組織的にほ場審査に対応し,地域の女性等の力を活用しながら共同で刈取・乾燥・調製を行うなど,意欲的に種子生産に取り組んでいます。
研修会後の反省会では,組合員同士で本年の苦労話などに花を咲かせたり,来年への抱負を語り合いました。
<連絡先> 宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-5795・6144