石巻管内における大豆栽培は1,791haと県全体の約15%を占めています。品種構成は,タンレイ約44%,ミヤギシロメ約42%,タチナガハ約14%となっています。
今年は大豆の開花期以降も例年にないほど高温多照が続いたため,成熟は早まる傾向にありますが,一部ほ場では落葉していないところもあるなど,ほ場ごとに収穫適期を見極めていく必要があります。
そこで,11月2日にJAいしのまきの職員を対象とした大豆適期収穫のための現地検討会を開催しました。
検討会では,実際のほ場の状態も各自確かめながら,茎や子実の水分,色,触感などにより収穫適期の判断をしていくことを確認しました。茎の水分については,感覚では難しい部分もあるので,市販の水分計がなくても手軽にできる方法として,簡易水分測定法を紹介しました。
また,検討ほ場では既に処理されていましたが,一部で散見される雑草や莢先熟(青立ち株)については汚粒防止のため,あらかじめ抜き取ることも再確認しました。
参加者からは,茎水分の判定位置や汚粒の原因となる雑草の種類などについて質問するなど,熱心に質疑と意見が交わされる検討会となりました。
普及センターでは,今後とも関係機関とともに良質な大豆生産を支援していきます。連絡先 石巻農業改良普及センター
先進技術第一班
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