4月12日(日),「なとり春まつり」が開催され,名取市花卉生産組合では組合員が生産したカーネーションやばらで作った花束とフラワーアレンジメント商品を販売しました。
東日本大震災の津波により,名取市の花き生産者は大きな被害を受けましたが,その後ハウスの再建や除塩を進め,平成24年の秋から全戸で出荷を再開しました。普及センターでは,早期の復興を支援するとともに,収益性の高い花き経営を実現するために,「花き6次産業化講習会」を開催してきました。商品作成時には,(株)プランツ・モジュール山口昌哉代表取締役から指導やアドバイスをいただき,ラッピング方法,色合わせや葉物の使い方を工夫することで消費者から好まれる商品を作ることができました。また,名取のカーネーションは品種が豊富であることから,品種紹介の展示パネル作成も行いました。
春まつりでは,可愛くラッピングされたミニブーケやアレンジ商品が大変好評で,午前中のうちに準備した100個が完売し,販売を担当した組合員の女性の方々も手応えを感じており,今後の展開が期待されます。
普及センターでは,今後も組合で生産された花を用いた商品作り等の技術向上を支援していきます。
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143