<講師によるせん定の開設>
平成31年1月8日(火)に,栗原市金成末野のりんご生産者園地で,栗原市果樹連絡協議会主催のりんごせん定研修会が開催されました。当研修会は,管内のりんご生産者が園地を相互視察するとともに,せん定のポイントを学び,収量と品質を高めるために行われています。
当日は天候に恵まれ,市内の各地区から19人が参加しました。宮城県農業・園芸総合研究所園芸栽培部果樹チームの職員を講師として,見本樹を使ってせん定を実演しました。実演中は,りんごの葉が茂り果実が実った状態をイメージして,日当たりや作業性を改善するためにどの枝を切るか,参加者と意見を交わしながら行われました。収量確保のために枝を残すのか,今後の樹づくりのために枝を切るのか等,それぞれのせん定の考え方の違いによって議論が白熱する場面もありました。
りんごのせん定作業はこれから本番に入ります。今回の研修会を参考に,次年度も品質の高い栗原産りんごの生産が期待されます。
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
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