令和2年2月5日にJA新みやぎいわでやま地区本部管内で種雄牛候補「稚洋(わかひろ)」産子の巡回調査を行いました。
県畜産試験場で繋養している種雄牛は,県内の繁殖農家で生産された雄子牛を調査,選抜し,さらにその産子を生産,肥育して肉質調査を行うなど6年あまりの年月と,生産者をはじめ多くの関係機関の協力によって造成されています。
「稚洋」は,「勝洋」を父として平成28年8月に生まれました。種雄牛候補として調査したところ,特に発育に優れ,兄弟などの成績から良好な肉質を期待されています。試験交配を行い生産された子牛33頭中,いわでやま地区本部管内からは5頭が生産されたため,今回発育や体型を調査しました。
5頭の生産者は,玉造和牛改良組合の山口組合長や繁殖農家組織「若牛会」の会員で,いずれも和牛改良に積極的に取り組んでいます。その成果として,地元から種雄牛が選抜されるよう期待しています。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910