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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

次年度に向けて今年の酒米の作柄をしっかり検討! ~松山町酒米研究会作柄検討会~

2024年12月19日 17時55分16秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 松山町酒米研究会(以下「研究会」)では、大崎市松山地域で地元酒蔵の(株)一ノ蔵と連携しながら酒米づくりに取り組んでいます。

 12月14日に「松山町酒米研究会令和6年産酒米作柄検討会」が開催され、普及センターからは今年度の水稲の作柄全般について説明を行い、続いて酒米の品質向上に向けて農機メーカーや肥料メーカーと連携しながら取り組んだ調査結果などについて報告しました。

 本年産の酒米の作柄は、前年同様に高温傾向となったため、肥料切れが早まり、成熟期には雨のたびに倒伏が進むなど、気象要因に悩まされました。      一方で、日照が確保され出穂後の水不足などは見られず、生産者の適切な管理により、胴割粒が少ないなど品質は昨年より改善されました。

 作付面積が増加している県育成品種の「吟のいろは」については、心白発現率及びタンパク質含有率ともに平年並みで、収量・品質共に安定した結果となりました。

 生産者からは、「今年度は特に主食用米の米価の影響が大きいが、安心して作付けができるように、引き続き特段の協力をよろしくお願いしたい。」といった意見が出されました。

 普及センターでは、引き続き研究会の活動を支援し、特色ある米づくりを推進していきます。

  <問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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来年産の高品質なぶどうづくりは剪定から!

2024年12月19日 11時11分37秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年12月17日、JAいしのまき主催で直売所等にぶどうを出荷している生産者

14人を対象に剪定栽培講習会が開催され、普及センター職員が講師として指導を行いま

した。

 初めに、芽の付き方や犠牲芽剪定の方法、短梢剪定における1芽剪定と2芽剪定のメ

リットやデメリット、結果母枝の配置の考え方など基本的なことを確認し、次に、実際

にシャインマスカットの樹を見ながら、結果部が空いているところがないかの確認とあ

った場合の対処法、新梢を20から30cm程度で切除する「あら剪定」、そして最後に本

剪定の実演を行いました。また、翌年の病害虫発生抑制のための落葉処理や巻き付いた

蔓の撤去についても指導しました。

 落葉も終わり、殆どの生産者がこれから本格的な剪定シーズンを迎えます。当講習会

で得た知識や技術を活かし、来年産の高品質なぶどうづくりに向けて的確に剪定が実施

されるよう期待しています。

 宮城県石巻農業改良普及センター TEL 0225-95-1435 FAX 0225-95-2999


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