宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

 気候情報の活用促進に向けたセミナーを行いました。

2024年03月25日 18時05分18秒 | ⑩要請・緊急対策,その他

 令和5年の夏は、猛暑と少雨が重なり、県内全体で農産物の品質低下や収量減少などの影響がありました。また、当管内で生産の多い果樹では、温暖化により暖冬傾向が強まると春の開花時期が早まり、凍霜害の発生リスクが大きくなります。

 このような中、大河原農業改良普及センターでは、職場研修として、気象庁の気候情報課 萱場予報官を講師に招き、気候情報の活用に関するセミナーを開催しました。

 セミナーでは、気象庁のホームページで公表されている気温予測値の活用方法について、表計算ソフトで演習を行いながら指導をいただきました。

 気温の予測値を使うことで、平年値を用いる場合より、水稲の刈取適期等をより正確に予想できることが体感できました。

 普及センターでは、今回学んだことを積極的に取り入れ、今後の技術指導等を行っていきたいと考えています。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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角田市ふるさと安心米生産組合協議会総会が開催されました!

2024年03月25日 18時00分17秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 令和6年2月20日、角田市ふるさと安心米生産組合協議会の第35回総会が開催されました。

 当協議会は、角田市内の水稲生産者約360人が会員となり、環境保全型の米づくりを行っている組織です。前身となる取組は、昭和にさかのぼり、平成5年の大冷害などの困難を乗り越え、首都圏や生活協同組合等の消費者とつながりを強くし、現在まで活動が続いているものです。

 今年は、新型コロナの影響で4年間縮小していた総会行事を従来に戻し、関係者間の情報交換等が活発に行われました。

 また、「みどりの食料システム戦略」に関する説明が行われ、制度の活用等が検討されました。県では、引き続き環境にやさしい持続可能な米づくりに関する支援を行ってまいります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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令和6年産加工用ばれいしょ栽培に向け、講習会が開催されました

2024年03月25日 16時20分12秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

    令和5年度の登米市内の加工用ばれいしょの面積は19.5ha、生産者は9名となっており、今後も増加が見込まれる園芸品目です。例年、3月下旬頃から始まる種芋の植付けに向け、3月4~5日、JAみやぎ登米南部園芸センターにおいて種芋の消毒が行われました。

   4日の午後には、登米ぽてと組合員と関係者が出席し、加工用ばれいしょ栽培講習会が行われました。カルビーポテト株式会社の担当者からは、種芋管理の方法や、令和6年の栽培に向けた排水対策等の改善点の説明があり、普及センターからは農薬の効果的な使用方法について説明しました。また、普及センターからは、選別機導入のための試算や、登米地域の加工用ばれいしょ中長期計画についても説明し、参加者からは「いろいろ課題はあるが、今後も関係機関と連携しながら取り組んでいきたい」という声があがりました。

    普及センターでは、今後も加工用ばれいしょ栽培の支援を行っていきます。

研修の様子

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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中小企業診断士による農業法人の現地相談会を開催しました。

2024年03月25日 11時11分25秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年3月18日、普及センター主催で農業法人の経営に関する現地相談会を開催しました。

 2月8日に開催した第1回の相談会に引き続き、農業分野に詳しいすずき労務経営コンサルタンツ代表鈴木大輔氏(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士)をアドバイザーとして迎え、気仙沼管内で枝もの用クロマツを栽培している株式会社南三陸Pine Pro(以下、パインプロ)に対し、経営内容の分析や資金繰り予測に基づく経営管理、損益分岐点に基づく売上目標の設定などについて専門的な助言をいただきました。

 パインプロの「栽培効率や収穫歩留まりを重視して3年周期で栽培していく想定である」という方針に対して、鈴木アドバイザーからは「売り上げに関わる重要な経営判断なので、きちんと試算を行って選択するとよい」と助言がありました。また、「固定費や変動費を基に損益分岐点を把握し、目標利益に応じた売上を設定しながら、中長期的な計画で利益を上げていくことが重要である」という説明にパインプロも納得し、今後は経営分析や資金繰りの予測などをこまめに行いながら経営を発展させていくという意識を新たにしていました。

 普及センターでは今後も専門家と協力しながら農業法人の経営安定化に向けて支援していきます。

 

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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