宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

気仙沼金のいぶきブランド化推進協議会の設立総会が開催されました。

2023年06月01日 16時23分29秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 「金のいぶき」は玄米食専用の水稲品種で、胚芽がひとめぼれの3倍と大きいことから、GABAなどを豊富に含み、栄養価が高く、食味や食感がよいといった特長があります。また、健康志向の消費者への需要も高く、高単価での取引が期待できます。気仙沼管内では、令和3年に普及センターの栽培展示ほ(20a)を設置してから、担当農家とともに地域に応じた栽培管理を検討し、令和4年は55a、約450㎏/10aと拡大してきました。令和5年は、生産者が新たに5者加わり、面積は3.8haまで拡大します。

 そこで、金のいぶきをフラッグシップとして気仙沼市の稲作経営の安定化を図るため、「金のいぶき」のブランド化を推進する協議会が設立されました。気仙沼市の金のいぶき生産者6者、卸小売業者、気仙沼市産業部農林課、JAがメンバーとなり、今後は、ホタテ殻等の海産物由来資材を活用した土づくりで「海の街気仙沼」を活かした栽培に取り組むとともに、独自のパッケージデザインなどを通してブランド化を進めていきます。

 最終的には、管内での栽培面積を20haまで拡大することを掲げています。

 これから、栽培研修会の開催など通して、高品質・多収を実現し、気仙沼市の農業振興につなげてまいりますので、秋に「気仙沼金のいぶき」を見かけた際には、ぜひ御賞味ください。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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大豆栽培講習会が開催されました。

2023年06月01日 11時52分44秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和5年5月24日にJAいしのまき情報センターにおいて、JAいしのまき主催の大豆栽培講習会が開催されました。JA全農みやぎより「宮城県の大豆情勢について」、当普及センターより「令和4年産大豆の総括及び令和5年産大豆栽培管理のポイントについて」講義を行いました。大豆情勢については、世界の大豆は生産量、消費量ともに増加しており、国内では国産大豆の需要が高まっているとのことです。令和4年度作柄については、7月の大雨被害による収量の低下と大雨時の対策について説明を行い、令和5年産の栽培技術については、播種や施肥、中耕培土、病害虫及び雑草防除のそれぞれのポイントの説明を行いました。また、大豆種子の情勢では管内の種子生産ほ場が減少しており、今後の安定した大豆生産のためにも種子生産への協力が必要となっているとの旨の話題提供がありました。当日は、生産者やJAの営農指導員ら関係者約50人が参加し、今年度の大豆栽培の参考に講義を聞いていました。

 普及センターでは、管内で生産される大豆や大豆種子の高位安定生産を支援していきます。

<連絡先>

宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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