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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

集落営農法人が事業承継をテーマに先進地研修を実施!

2021年08月18日 17時28分31秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 

東松島市の農事組合法人奥松島グリーンファームは平成27年に設立され,津波で被災した野蒜地区の農地約95haで水稲や大豆の栽培を行っています。課題は,役員の平均年齢が60代の今,将来を考え,計画的に後継者を確保・育成することです。そのため,7月15日に,被災農地で営農している岩沼市の農事組合法人玉浦中部ファームを視察しました。
 (農)玉浦中部ファームは75才定年制を導入し,会社の10年後の姿を具体的に想像できる中長期計画を中小企業診断士の指導により作成,これに基づき,新たに社員を雇用するため,就業規則や雇用契約書を整備すると共に,新入社員が仕事をしやすい環境づくりとして,スマート農業を導入した農作業体系を整備していました。
 参加した役員・社員はほ場管理ソフトやドローンの農薬散布,GPS付きトラクター等の活用及び出資金の継承など,先進的な取組に熱心に質問をしていました。普及センターでは,(農)奥松島グリーンファームの円滑な事業承継に向けた話し合いを引き続き支援していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999 

 


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JAみやぎ登米寒じめ野菜部会の栽培講習会が開かれました

2021年08月18日 11時03分29秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年8月6日に,登米市豊里町でJAみやぎ登米寒じめ部会の生産者約15名が参加して栽培講習会が開かれました。

 初めに有限会社兵藤種苗商事の熊谷氏を講師に,ちぢみほうれん草の病害虫防除や施用する肥料の注意点について,続いて株式会社渡辺採種場の鈴鴨氏を講師に,ちぢみ雪菜のは種時期や使用する資材について学びました。全農みやぎからは寒じめ野菜の販売情勢について説明がありました。普及センターからは,は種時期のこまめな天気の確認や,排水対策の徹底について注意喚起を行いました。

   は種は9月中旬以降となりますが,普及センターでは今後とも良質な寒じめ野菜出荷に向けて支援を行ってまいります。

 

 

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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飼料用トウモロコシの展示ほの生育状況について

2021年08月18日 11時00分27秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 大河原管内では生産性の高い飼料用とうもろこし奨励品種の普及拡大を推進するために,展示ほを設置しています。展示ほでは,宮城県の奨励品種であるスノーデント125T(SH2821)及びゴールドデントKD777NEWを作付しています。7月28日に管内の展示ほにおいて飼料用作物展示ほの検討会が行われました。今年は例年に比べて梅雨が短く,高温が続いたため,生育が早まっている可能性があるものの,生育は順調であることを確認しました。
 写真は8月12日時点の2品種です。スノーデント125TはRM125の中生種,ゴールドデントKD777NewはRM127の中生種です。RMとは、Relative Maturity(相対熟度)の略で、とうもろこしの早晩性を表す数値として、アメリカを中心に使われています。播種は両品種とも5月14日で,現在は雄穂及び雌穂が出穂しています。
 普及センターでは飼料用作物の増産に向け今後も調査を行い,技術支援をしていきます。


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左:スノーデント125T,右:ゴールドデントKD777NEW

 


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