登米地域で農村生活に関する研究を重ねる「登米地区農村生活研究グループ」と,農業経営をリードしている女性農業者組織「アグリレディーズネットとめ」合同移動研修会が平成29年8月23日に開催されました。
この研修会は,先進地の女性農業者の取組を通して,会員同士が互いに技術研鑽することを目的としています。
今回は「女性農業者の復興の取り組み」をテーマとし,東松島市で頑張る女性農業者のお話を聞きました。つけもの工房純の本田純子氏は,自家生産した野菜を漬物加工して付加価値を付け,現在では約30店舗で販売しています。体調が悪い時も続けてこられたのは,地域や友達等の助けがあったから,人のつながりは一番の財産。これまで生きていて無駄なことは一つもなかったとの言葉が印象的でした。
農家レストラン和花の里では,野菜たっぷりの昼食を頂いた後,菅原かず子氏から,震災時に営業を一時やめたものの,美味しい農産物を味わって欲しいという思いがつのり,平成27年にリフォームして農家レストランを再開した苦労話を聞きました。参加者は久しぶりの天気の中,賑やかに交流も行い充実した1日を過ごすことができたようです。
<連絡先>宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522