宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「第2回女性農業者ステップアップ講座」を開催しました。

2017年03月15日 14時00分34秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成29年2月20日(月)に農産加工や野菜,花き生産に取り組む若手女性農業者7名を対象として亘理農業改良普及センターを会場に「第2回女性農業者ステップアップ講座」を開催しました。

 今回は,若手女性農業者が取り組みやすい活動である農産加工を取り上げました。普及センター職員から,農産物を加工して商品として販売する場合,価格,容器,ラベル等売れる商品とするためのポイントや,衛生面の注意すべき点などについて,いちごとにんじんを使った2層ジャムの製造過程を実体験しながら学びました。

意見交換会では,参加者の自己紹介,現在の活動内容,今後,取り組んでみたいことなどの情報交換を行いました。参加者の中にはすでに農産加工に取り組んでいる方がおり,その活動内容の発表があったことから,今後,取り組みたいと考えていた人たちには大変参考になったようです。

参加者からは「今まで農業をやっている若い女性と会うことがなかったので,話ができてとても良かった」「みなさん頑張っていて勇気づけられた」という感想をいただきました。普及センターでは今後,若手女性農業者のネットワーク化に向けて支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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宮城県農業・農村活性化女性グループ等表彰で最優秀賞受賞

2017年03月15日 13時53分31秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 2017農山漁村パートナーシップ推進宮城県大会が平成29年2月2日(木)に東北大学川内萩ホールで開催され,亘理町でアセロラの栽培と加工品開発に取り組んでいる伊藤あけみさんが,起業活動部門で最優秀賞に輝きました。

 伊藤さんは,夫と共に東北で初めて熱帯果樹であるアセロラを栽培し,規格外品の活用と収穫ピーク時の価格低迷に対応するため,「アセロラで酢」をはじめジャムや冷凍ピューレなどの加工品開発に取り組み,これらの商品は亘理町の特産品として広く知られるようになりました。

 東日本大震災では津波により大きな被害を受けましたが,新たに芽を出したアセロラの苗を増殖し,生産・加工を再開しました。「アセロラで酢」は復興支援として注文が増えており,全国各地へ発送されています。また,新商品として「アセロラジンジャーシロップ」を復興を支援する企業との連携により開発し,販売しています。これらの取り組みはマスコミなどにも取り上げられ,震災復興の一翼を担いました。

 アセロラ栽培の取り組みや加工品の開発が個人の経営だけでなく,亘理町の特産品として広く認識され,普及したことが評価され,受賞につながりました。 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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