中山間農業を守るには！仙台西部地区で集落営農推進研修会を開催

　仙台農業改良普及センターでは，中山間地域のさまざまな課題を抱える仙台西部地区の２地区を対象に，平成２９年１月２６日（木），２月２１日（火）の２回わたり，「仙台西部地区集落営農推進研修会」を開催しました。
　夜間の開催にもかかわらず，両日ともそれぞれの地域から多くの農業者が参加し，東北大学大学院農学研究科の伊藤房雄教授による「これからの農業を考えてみよう！」と題した講演に熱心に聞き入っていました。
　後半の質疑応答や意見交換では，後継者不足，鳥獣被害の拡大，条件不利農地の未整備問題など多くの課題が参加者の間で共通認識化され，また，それらを解決するため今後も話合いを継続していく方向性が確認されました。
　普及センターでは，次年度には仙台西部地区を対象とした営農意向に関するアンケート調査の実施を計画しており，それらの調査結果をフィートバックしながら，地域の農業者とともに，仙台西部地区の未来の農業の形を一緒に考えていきます。

　　　　　
生出地区研修会　　　　　　　　宮城地区研修会

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター
  先進技術第二班
  〒981-8505
  仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  Ｅ-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

登米市迫町の伊藤秀雄氏の緑白綬有功章受章記念祝賀会が開催されました

　平成29年２月22日，登米市迫町・ホテルニューグランビアにおいて，伊藤秀雄氏の公益社団法人大日本農会緑白綬有功章の受章記念祝賀会が開催されました。これは，赤豚会会長  佐々木昭氏を代表とした有志が発起人となり開催されたもので，関係者120名余りが出席し，伊藤氏の栄誉を讃えました。
  当日は，伊藤氏へのお祝いの言葉を始め，関係者の余興などに心温まる賑やかな雰囲気のうちに会は進行，伊藤氏からは，今回の受章に当たりお世話になった方々へのお礼の言葉とともに，今後の更なる発展に向けての誓いの言葉が述べられました。
  最後は，伊藤氏の更なる発展を祈念し，登米市農業士会の髙橋伸副会長の御発声で，オリジナル養豚二本締めで盛会のうちに幕を閉じました。

オリジナル養豚二本締め

＜連絡先＞
          宮城県登米農業改良普及センター　地域農業班
          〒987-0511　宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話：0220-22-6127　FAX：0220-22-7522

地域農産物を活用した加工研修会を開催しました

　村田町のたまゆら郷蕎麦生産組合では，地域の豊富な農産物を活用した加工品作りに取り組んでいます。

　平成29年2月24日に村田町の姥ヶ懐地区公民館を会場に，地域農産物を活用した加工研修会を開催しました。平成28年9月1日にさとみの漬物漬物講座企業組合理事長の新関さとみ先生からきゅうりとなすの塩蔵の方法を学びました。今回も新関さとみ先生を講師に招き，塩蔵きゅうりと塩蔵なすを使った漬物の調味に取り組みました。研修会では漬けなおしの塩の量や重石のかけ方，調味料を煮立てること等，漬物のコツ等を学ぶことができました。組合では，今後は販売に向けて味付けや作り方を検討していきたいと，意欲的に取り組んでいました。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター　　　　TEL：0224-53-3519　FAX：0224-53-3138