平成29年3月9日,石巻グランドホテルを会場に「次世代施設園芸導入加速化支援事業 トマト・パプリカ機能性成分及び事業報告会」が開催され,消費者やバイヤー,市場関係者など約60名が出席しました。
報告会では,「株式会社デ・リーフデ北上の取組」と題して,株式会社デリーフデ北上 代表取締役社長 鈴木 嘉悦郎氏が会社・事業の概要と取組について説明を行いました。
基調講演では,「トマトとパプリカの機能性分析」について,株式会社デザイナーフーズ 開発研究室 徳田 尚美氏が講演を行いました。講演の中で,野菜を食べることは①エネルギーのバランスをとる②食物繊維・ミネラル・ビタミン等の摂取ができる③抗酸化力が上がる等の効果が得られ老化の遅延と生活習慣病の予防に役立つことや,デ・リーフデ北上のトマトやパプリカの機能性成分を測定したデータを元に,パプリカの高い抗酸化力は色によっても異なるなど,興味深いお話をいただきました。
その後,トマトとパプリカを使った料理の試食が行われました。「丸ごとトマト洋風おでん」「パプリカ丸ごとグラタン」など5品を提供,トマト(品種:富丸ムーチョ)の特徴や,パプリカの彩りを活かした料理はどれも好評でした。
昨年8月末に施設が完成し,栽培を開始した株式会社デ・リーフデ北上では,地域資源エネルギーを活用したハイブリッド暖房システムや高度な環境制御システムで栽培管理を行っています。トマトは昨年11月から,パプリカは12月から出荷が始まっています。国産ならではの新鮮さと「愛」を御賞味ください。
〈連絡先〉宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第2班 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999