雨乞棚山の雪景色
12月31日
平成22年もあと1日となり、明日からは新しく平成23年となり、干支も寅から卯になります。
兎(卯)に関することわざにはあまり聞こえが良いものが無く、戒めのようなものが多いように思えます。
そんな例をあげますと、
「兎の昼寝」・・・兎と亀の競争の時に、亀を馬鹿にして昼寝をしたために負けた童話。
「兎の角、亀の毛(亀毛兎角)」・・・ありえないこと。
「兎の股引」・・・兎の足が短い事から、何をしても長続きしない事の例え。
「兎の耳」・・・人の知らない事件や噂などを よく聞き出してくること。地獄耳と同じ事。
「二兎を追う者は一兎を得ず」・・・同時に二つの事を得ようとするとどちらも成し遂げられないという例え。
「株を守りて兎を待つ」・・・昔のやり方にこだわって、前に進まない、融通のきかないことの例え。
「犬兎の争い」・・・両者が争って弱り、第三者に利益をとられること。
少し前向きなことわざでは、
「兎の罠に狐がかかる」・・・思いがけない幸運をつかむこと。
「脱兎の如し」・・・逃げる兎の足の速いように、速い事の例え。
ぐらいです・・・?
来年は統一地方選挙の年です。「兎の耳」のように市民の声をよく聞き、「兎の昼寝」や「株を守りて兎を待つ」ことをしないように、「脱兎の如し」素速く、確実に行動をし、「兎の罠に狐がかかる」幸運をつかめたらと思います。