はっちゃんの活動日誌 Blog

岐阜県中津川市議会議員、三浦八郎です。
市議会や議員活動のこぼれ話から、趣味の事まで綴っています。

議会改革特別委員会 掛川市を視察

2019年01月31日 | 議員活動
 1月29日は議会改革特別委員会で静岡県掛川市議会における「議会改革について」について先進地視察を行いました。
 掛川市議会では傍聴のための託児サービスがあったり、議会のインターネット中継に手話通訳をつけたりされています。また、掛川市では議会報告会と政策討論会をリンクさせています。
 議会報告会を行うにあたり、会派選出(8人)の幹事会にてテーマを決め、テーマごとに作業部会を設置し調査研究を行い、それを活かして議会報告会を3班に編成し、市内9ヵ所(中学校区単位)で開催をしてみえます。議会報告会での市民の意見を伺い、政策討論会を開催し、政策研究を行い、まとめ上げた政策を議会から市長に提言し、予算・政策として反映させてみえます。その内容ですが、「水道事業の現状と課題について」「中東遠総合医療センターを核とした地域医療の充実について」「人口減少社会に掛川市はどう対応すべきか」「市民の防災意識の向上策、災害情報の収集、発信、地域との事前対策」等多くの政策を市長に提言してしてみえます。そのなかには議会提案の政策条例として「掛川市健康医療基本条例」の制定まで行われています。
 掛川市議会では地方自治法で認められている専門的知見の活用してシンポジウムを毎年随時に開催しています。また、政策議会として、9月の決算における反省点や議会報告会での市民からの声等を中長期的な課題と捉えて、議員、当局の立場抜きでの政策研究の場として、フリートーキングによる討議を行っています。平成30年からは議会活性化に向けた新たな取り組みとして、掛川市議会ミツションロードマップ(実行計画)にも取り組まれています。また、多くの自治体で課題となっている議会事務局の体制強化のために調整官(再任用職員)を配置されています。
 掛川市議会の取組を視察して、中津川市議会では今後の議会改革の課題として、多くのことを学びました。早稲田大学マニフェスト研究所から発表された「地方議会改革度調査2017ランキング」では、この掛川市でも119位です。やっと中津川市は299位となっています。この順位を見ても中津川市はまだまだ議会の改革は進めなければなりません。





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