氏が探険などの裏話をエッセーで2011年に雑誌(群像や岳人など)に発表したものの単行本(2012年)に、14年の「極地探検家の下半身事情」(オール読物)を加えて文庫化したもの。
探検家というと、いまの日本では極めて少ない人たちだ。まして現役の氏が発表したものなのでとても面白いし、朝日新聞社の記者を辞めてまで探険にのめり込める、という生き方が素晴らしい。可愛いお子さんを授かっても命がけの極地探検に精出す氏の生き方に感動する。それもスポンサーお断りという姿勢に拍手。
かって、氏が死の淵を覗いた「空白の五マイル チベット 世界最大のツアンボー峡谷に挑む」を読んで感動したが、これもお奨め。
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