mitumine 夢幻庵日記

夢うつつで過ごしている日々、趣味の絵・旅行・写真・ハイキング・読書などを写真を交えて気ままに記しています。

2A3アンプの整流管を WE-274A に変えた、そして、WE-300Bと比較試聴してみた

2010-06-12 10:23:41 | ステレオ


シングルプレートの2A3アンプの整流管にはWE-274Aが一番いいということなので、愛知県のS店に頼んで、回路の改造と真空管を入れ替えて(上の写真一番右-1958年第39週製造)もらった。
中高音が澄んで一層魅力的になった。期待してなかった低音も300B程ではないが、出ているようだ。


300Bと比較試聴してみた(13日)

1 機器
 ★ 2A3  上記の組み合わせ(整流管にWE-274A、前段にRCA 6SN7GT、ARCTURUS 2A3 刻印)………キットの自作
300B 全段トランス結合、前段にWE-310A(1968年製)、ダイオード整流に復刻の300B(1997年製)…キットの自作

★ スピーカー JBL Control 328c を、特製フロント・ホーンBOX

★ プリアンプ SUN AUDIO SVC 200 ………キットの自作
 
★ フォノイコライザー Project Tube Box Ⅱ

★ レコードプレーヤー DENON DP-57L に SHURE M97xE カートリッジ


2 音源
  レコード  MJQ ラストコンサート ワーナー・パイオニア P 4633~4A

3 独断と偏見の結論
  シングルプレートの2A3とWE274Aの組み合わせに軍配

始めにCDでジャズを聴いてみてトライアングルらしい音が妙に違うので気になって、レコードで聞き比べてみた。

300Bの印象---ベースの音がとても良く出ている(腹に或いは床に、ずんずんと響く感じ)。だけど中高音が、ベールをかぶって乾いた感じの音に聞こえる。
2A3の印象--- 低音から高音までバランスが良い。特に中高音の透明感(澄んだ音)と艶(響き?)がとてもよい。それでいて、音全体が柔らかい感じで心地よい。

こんな印象だが、これは一概に真空管の違いというより、アンプ・トータルの印象ということになる。従って、回路・部品によって大いに違った印象になるので、誤解のないように願いたい。これは、あくまで私のアンプでの、また私の駄耳での感じということである。


◎ 試聴記つづき(15日)

上記のうち次を変えた

★ プリアンプ …… SUNVALLEY SV-20D キット自作 

★ レコード …… "WHEN LOVE COMES AROUND JAN LUNDGREN" Marshmallow & Sunvalley MMSV-1001-LP (5月4日発売で、今日届いたもの)

先日の試聴結果を確信に変えるほどのものだった。

このレコードは、CD音源をレコード用にリマスターして最近プレスしたようだ。
従って、私がよく聞いている50-60年も前のジャズとは音域・音質も違う。
それだけに、機器の違いによる音の差ががよく出るように思う。

冒頭のピアノの音からして2A3ではとても良く響き、音の花園にいるようだ。
脇で聴いていた妻が、「違うレコードのように音がいい」と言っている。全く同感だ。

表現は適切ではないが、目の前に”女性がいる”のと”美人がいる”ぐらいの差がある。

整流管とシングルプレートの2A3の相乗効果なのだろうか…

後日、300Bを手持ちの1971/72年のものに変えて、再度試聴してみたい。


続、試聴記つづき(16日)

300Bを、1971/72年のものに変えて、再度試聴してみた

響きの良さが、復刻300Bに比べて良くなって、2A3に近づいた感じだ。
美人に近づいてきた。どちらが良いかは好みの問題かもしれない。

WE-300Bとは、「88年の製造中止までのものをいうので、95年以降の復刻ものは全く別物で名前を借りているだけ」というのを、何かで読んだ記憶がある。
その通りかもしれない。

どちらも楽しめそうなので、良かった。



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