総合体育館について教育委員会での議論の内容を抜粋してご紹介します。
次に（仮称）三木市立総合体育館建設検討委員会の設置につい て報告する。
総合体育館の建設については、平成３年以降、総合体育館を建設する計画があった。しかしながら、
阪神大震災以降、 市の財政状況の悪化など情勢の変化があり、総合体育館建設の計画が進んでいなかった。
そのような中、屋内競技団体から総合体育館の建設に向けて検討してほしいという要望があったため、
三木市立総合体育館検討懇話会を設置し、平成２１年１月から平成 ２５年３月まで１０回開催し、
検討を重ねてきた。その結果、総合体育館を建設する方向で話がまとまり、
建設する総合体育館の 機能等を検討するため、（仮称）三木市立総合体育館建設検討委員会を設置することとした。
なお、この件については、６月１４ 日開催の総務建設常任委員会において説明を行った。
説明内容に ついは、建設場所として三木山総合公園屋内プールの西側を予定 しているということ。
概算事業費として１２億６千万円を予定し ているということ。延べ床面積として４，０００㎡を予定してい るということ。
なお、そのうち競技部分については、１，５７５ ㎡を予定しているということ。
今後のスケジュールとしては、平 成２５年度には総合体育館建設検討委員会の立上げ及び基本計画の作成、
平成２６年度にはプロポーザル及び基本設計、平成２７年度には補助金の事前申請及び実施設計、
平成２８年、２９年に は補助金の交付申請及び建設工事、平成２９年１０月に開館予定 と説明した。
それならば、何故、総合体育館を必要とするのか？
屋内競技団体の言い分を知りたい。
既存施設の活用では不十分なのか？
屋内競技団体に今現在どれほどの支障があり、他の各種団体に優先しても要望施設を建設する理由も知りたい。
そして、１０回に亘る検討懇話会で建設に至った理由を知りたい。
また、子育て支援のさらなる充実や教育費の高騰が叫ばれる中、総合体育館に公費をつぎ込むことが、税の公平性に照らした場合、優先的に進めるべき公益的な事業と言えるのか、当局の説明も聞きたい。
この問題こそ、市民にアンケートを取り、民意を測るべきと考える。
そして、この議論こそ総合教育会議で収斂されたい。
この様な独善的な施策の実施と、それを諌められない取り巻き幹部のいる三木市では、郷土愛も育めないし、将来の借金を危惧する若者たちの、さらなるまち離れが加速するのは明らかだ。