今日は何をしようかな?

いつの間にやら13年経ちました。
いろいろ忘れないように、書き留めておきます by nori    

取りあえず 読書メモ 

2008年10月29日 15時14分58秒 | 本のこと
図書館で借りた本のメモ代わりに。。。

 『やってられない月曜日』(柴田 よしき:著)
大手出版社にコネ入社した主人公がそのことにこだわっている様子にいま一つ感情移入できませんでした。
コネでも入社出来たのにね、と思ってしまう。
徐々に自分を肯定できるようになって人に優しくなっていく様子が、柴田よしきさんらしいかも。

 『愛でしか作ってません』(後藤田 ゆ花:著)
BL本出版社の倒産を元社員が書いた顛末記(らしい)
この業界は詳しくないので、一出版社の女性記者のお話として読みました。

 『志麻子のしびれフグ日記』(岩井 志麻子:著)
『ぼっけえ、きょうてえ』(第六回日本ホラー小説大賞)しか読んだ事がない作者ですが、最近やたらとラジオに出演しているので何となく借りました。
キチンとした本にする程の内容ではありませんが、買いたい人はどうぞ。

 『豚キムチにジンクスはあるのか』(絲山 秋子:著)
直木賞作家さんの食生活日記(かな?)
多分何かのコラムをまとめただけでしょう。
それほど美味しそうでもなく、文章が卓越している訳でもなく、流し読みしました。

 『人並みといふこと』(しりあがり 寿:著)
しりあがり寿さんと相田みつをさんが好きな方向けかと思います。

 『黄昏のビギン』(諸井 薫:著)
よく図書館で見かける作者ですが、タイトルに魅かれて初めて読みました。
50~60後半あたりの男性が読むと、身につまされそうです。

 『金魚の眼が光る』(山田 正記:著)
伝記物が得意な著者ですが、こういう作品も書かれていたのね
私の知らない北原白秋(というより、この年代の作家さんの作品というものを試験に出る物と思って、きちんと読んでいません)を知りました。

 『新本格もどき』(霧舎 巧:著)
「ドッペルゲンガー宮」等読みやすい人ですが、この本を読むと都筑道夫氏へのオマージュなど、読者としてもミステリー好きなんだな~と思います。

 『なぜ絵版師に頼まなかったのか』(北森鴻:著)
 『パンドラ’Sボックス』(同)
ともに短編集ですが、前者は江戸から明治への移行に伴う変化を因にしたミステリー集、後者は作者の年賦として読みました。
テクニカルな手法を使った作品集だと思います。
読み物としては評価が分かれるかも。

 『蓬莱銅の研究』(田中 啓文:著)
笑酔亭梅寿シリーズしか知りませんでしたが、こういう学園物もそれなりに書いて読ませてしまいます。
これからも楽しい作品に期待!

 『そして、警官は奔る』(日明 恵:著)
再読。
潮崎役を岡田義徳さんでドラマ化希望

以下、図書館で借りた漫画&エッセイ

『もっと働くおねえさん』(藤臣 柊子:著)
「ヒメママ』(玖保キリコ:著)
お二人ともお元気そうで何よりです。
といっても、藤臣さんの本は随分前に発刊されていますが・・・

『石ノ森章太郎萬画大全集-龍神沼-』
図書館の書架にドーンと並んでいた全集の中に『少女マンガパワー』展で拝見した作品を見つけたので、借りました。
展で原画のタッチの細かさを見て、トーンなどろくになかった時代の作家さんのテクニックと緻密さに感心。
この本を読み、無駄のない洗練された構成とストーリー性に感動し、仮面ライダー・キカイダー・ゴレンジャー・・・というイメージしかなかったので、氏の見識の深さと好奇心溢れる創作力に圧倒されました。