長女の中2の娘が卓球の試合で、市のドームに来ているというので応援に出かけた。残念ながら1回戦で敗退し、この後は試合が無いと言う。「せっかくだから食事でも」と言うが、私がNHKの『のど自慢』を見たいと伝えると、「それなら、お昼を買って行きますから食べながら見ましょう」と言ってくれる。
長女とダンナと私たち夫婦の4人で、食べながらの鑑賞となったが、やっぱり準備をしたりしながらのテレビは落ち着きが無く、「この人は鐘2つ」と予想するのが精いっぱいだった。会場が沖縄県の宮古島だったこともあり、明るく陽気で、涙を流すような出場者もいなかった。
テレビの鑑賞が終わると、カミさんがスマホとiPadを持ち出して来て、「この操作が分からない」と言い出した。長女のダンナはそういうことに長けた人で、カミさんは何でも彼にやってもらっている。それなら私もと、与えられているスマホから「写真をパソコンに送られるようにして欲しい」とお願いした。
先回、『曾木公園』にライトアップされた紅葉を見に行った時、私のガラ系のケイタイでは夜景を写すことが出来なかった。スマホに切り替えるべきだろうが、スマホで写した写真をパソコンに送る操作が分からない。長女とダンナが画面を見ながら一緒に考えてくれて、やっとパソコンンに送ることが出来るようになった。
「スマホでいろんな決済も出来る」と言うが、私は写真を送ること以外には関心がない。新しい技術や器具が生まれ、どんどん更新していくけれど、操作が出来ない高齢者は増える一方だろう。乗り遅れた高齢者の救済はどうなるのだろう。いや、そもそも高齢者が学習し習得出来るとは思えない。
これからは働き方も変わるのかも知れない。仕事にしがみついて、コツコツ勤めることが美徳だったけれど、大儲け出来る方法を習得出来るのなら、その方が尊い時代になるのかも知れない。いずれにしても私たち乗り遅れは、ただただ見守るしかない。ありがとう。お世話になりました。
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