午前中はルーフバルコニーで、鉢からチューリップを抜き取る作業をした。日陰での作業だから気持ち良いくらいだったが、だんだん陽が上がって来たので午前中で止めた。昨年はチューリップの球根を1個も買わなかったが、やはり大きな花を咲かせてくれた球根は大きい。さて、来年はこのうち何個植えることが出来るのだろう。
午後は自室で県に提出するNPOの事業報告書に取り組んだ。どこのNPOもこのめんどい報告書を作成しているのだろうか。私たちは事業規模が小さく、年間の売り上げも百万円に達しないが、市などの委託事業を請け負っているNPOは何千万円にもなるから、当然だが会計事務所のような専門の人がかかわっているだろう。
NPOは行政ではやりにくい事業を民間が請け負うことから出発したが、今では行政の下請け機関のような存在だ。行政からすれば、職員を増やすことなく事業を行うことが出来るから便利な団体と言える。初めはボランティアのような雰囲気だったが、今では事業であるから営利を目的としなくても生活できる収入が無くては働き手が困る。
私たちのような年寄りばかりと違って、若者が多いNPOは給与が上がらなければ「結婚できない」と嘆くのも当然だろう。役所を見ても、非正規の職員が増えた。「同一労働、同一賃金」であるべきなのに、非正規の働き手は軽んじられている。生産が過剰になれば、労働時間は少なくなるはずだったのに、どうしてそうはならないのだろう。
新型コロナウイルス禍は、私たちの働き方、賃金や労働時間、待遇や昇進も大きく変える契機となるのだろうか。カミさんは言う、「テレビを見ていないとコロナのことを忘れている」と。忘れないために、あんなに熱心にテレビを見ていたのか。コロナで世の中がどう変わっていくのか、ぜひ、教えて欲しい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます