大学4年生の孫娘がやって来て今晩は泊まっていくと言う。女ばかり4人、なかなか賑やかというか騒々しい。次女の2歳の娘の様子を見ていて、「ウンコするみたいだよ」と言う。「えっ、分かるの?」と次女が言えば、「そんな感じ」と答える。しばらくすると、「出たねえー」とお尻に鼻を寄せ、「やっぱり出てるよ」と次女に告げると、「ウンコ拭いてくれる」と言いつけられた。
すると2歳の孫を呼び、手際よく始末をする。次女は「私以外でも平気でいられるのね」と自分の娘を褒める。カミさんは「凄いね。絶対、就職試験は合格するわよ」と、今度の土曜日が就職試験の孫娘を称える。長女と同じ看護の道を進む孫娘もいよいよ就職の時期にまでなった。孫娘のことはよくブログのネタにさせてもらったから、読んでいてくれた人は「頑張り屋さん」と彼女のことを言う。
小さい時から水泳教室に通っていた彼女はコーチから、「努力は必ず報われる」と教えられてきたので、努力することに躊躇はない。しかし、どんなに努力しても報われないことがあることも経験から知っている。それでも感心するのは、楽天的で前向きなところだ。長女が、私と「うまくやるための術を身に付けてきた」と言うように、孫娘も「自分をださなければ、家庭内はうまく収まる」と思って生きてきたようだ。
そんな彼女も大学4年生、来年は社会人となる。小児科の病院に勤めることを希望しているが、それは彼女の特性を活かせる場だと思う。彼女が小さい時、夜勤のために出かける母親の後ろ姿が見えなくなるまで泣き続けた。そんな弱虫だったのに、いつの間にか、笑顔ばかりを見せる子になった。決して暗い顔を見せたり、泣いたり、恨んだり、そんな姿を見せることがない。背伸びしている訳ではなく、それが彼女の本性となった。
これからどんなことが起きるか分からないが、それでも決して音を上げないだろう。いつも楽天的に前向きに、笑顔で進んでいくだろう。祖父はそう願っている。
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