東京都の舛添知事が辞任した。詳しいことは明日のニュースで知ることになるが、あれだけ騒いでいたのに一体何だったのかと思う結末になった。政治家と金の問題はいつも、沸き上がってきてもいつの間にか消えてしまう。これで舛添知事が辞任してしまえば、政治資金や政党助成金に何もメスが入らずにウヤムヤで終わってしまう。白黒はっきりさせないことは日本人の特性と言われてきたから仕方ないことかも知れないが‥。
次女が「主婦の仕事はどんなにやっても決してほめてもらえないことがよく分かった」と言う。家事にしても子育てにしても、主婦であればやって当たり前で、そこで何かが起きれば、『何やってるんだ!』と言うことになる。他人から非難されなくても、自分自身がそう思ってしまう」と専業主婦の悲哀を語る。彼女は主婦として一生懸命で、常に120%頑張っている。それでも家事に手落ちがあったり、子どもが病気になったりする。
「そんなことは当たり前で、別に専業主婦だからより責任があるわけではない」と友だちから指摘されても、「働いているお母さんに比べたら、家にいるわけだから、出来て当たり前でしょう」と自らに手厳しい。一生懸命に頑張るのはいいけれど、何かが起きる時は起きる、出来て当たり前とすべての責任を背負い込んでも、それはウツになるだけで実は何も解決しない。
主婦業は決して褒めてもらえないと言うが、それでは外で働く男たちは褒めてもらえるのか、妻はいつもダンナを褒めているのか、と問うてみたい。「男は職場や社会で、評価されている」と次女は言う。男はその仕事で褒められることは確かにあるが、大方は文句を言われ、非難され、苦情を突き付けられることばかりだ。カミさんからも褒められることもなく、小言と不満ばかりを聞かされる。
生きていて、いいことなんか思えば数少ない。それで相手に不満をぶつけてもただ深みにはまるばかりだ。ケネディではないけれど、相手に求めるよりも、自分はどれだけ与えているかを考えた方がいい。「求めるなら与えなさい」、これが真実な気がするが、白黒つけない方がいいのかな。
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