友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

投票率は上がるのだろうか?

2024年06月21日 17時41分40秒 | Weblog

 とうとう藤井聡太君が叡王冠を失う時がきた。そんな予感がしていたのに、テレビで先手と聞いて、勝てるかも知れないと期待していた。勝つ時もあれば負ける時もある、当の本人たちはそんな呑気なことを言っておれないだろうが、外野席だから平気で言える。

 東京都知事選挙に56人が立候補したという。誰でも政治団体を立ち上げ、選挙管理委員会に届ければ立候補出来るが、3百万円の供託金を納めなくてはならない。しかも、投票総数の10分の1以上の得票が無いと没収されてしまう。

 ふざけて選挙に出馬させないためだが、資金が無い者は立候補が出来ない制度でもある。実際、選挙にはお金が要る。選挙を手伝ってくれる人が要る。ポスターを貼る人、選挙カーに乗る人、演説の応援をしてくれる人、人手はいくらあっても足りない。

 選挙ポスターには、何を書いてもいい。子どもの時の写真でも構わない。都知事選のポスターで、女性の裸体写真をつかい、乳房と股間に候補者の写真を載せた「ワイセツ」なものまで現れた。「表現の自由」を訴えたと本人は言うが、どうみても常識を逸脱している。

 知事選の立候補者の一覧を見ると、ポーカー党とかゴルフ党とか覇王党とか、よく分からない政治団体の人が41人もいる。NHK党からは24人が立候補しているが、供託金だけでも7千2百万円必要である。全国からの寄付で賄うというが、そんな人が本当にいるのだろうか。掲示板の半分近くを占拠しているから、宣伝効果はあるだろうが、いったい何がしたいのだろう。

 「掲示板にポスターを貼る選挙は止めてしまえ」という主張なのかも知れないが、年寄りは掲示板と公報しか見ることの出来ない。どんな形の選挙になろうとも、有権者の意思が現れるものでなければダメだ。それに、投票率が上がらないと何も変わらないだろう。

 国政とは違う首長選挙だから、無所属で立候補するのは理解できるが、30代40代のまだ現役で働いてるだろう人もいるからビックリする。失礼だが、得票はとても10分の1を超えそうに無いが、どういうつもりなのだろう。

 いろんな人がいろんな意見を言う、それが選挙だとは思うけれど、こんなに立候補者が多いと、なぜか釈然としない。これで投票率が上がるのであればいいが、とても上がる気もしない。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 軌跡となり、奇跡が生まれる | トップ | 「いいねぇー」と朗らかに返... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事