「市民が企画し 市民が開催する 市民のための勉強会」である市民講座を行ってきたメンバーで、忘年会を開くことになった。2年間も行ってこなかったから、「寂しい」気持ちが募ったのだ。メンバーのほとんどが70代と80代の高齢者だから、「会いたい」気持ちが強かったのだと思う。
15人のメンバーのうち、既にひとり亡くなっている。全員から返事をもらったが、出席と答えてくれた人は10人、4人の欠席者のうちで多忙な人がひとり、体調不良が2人、連れ合いの介護のためがひとりだった。やはり高齢だから避けられない現実が迫っている。それでも、ワイワイと出来るだけでも幸せである。
私にブログを続けるように約束した、中学からの友だちは最近、「小学、中学時代からの親友が、今どれだけ、自分に残っているかを数えてみれば分ることである」と、親友がいないことを嘆く記事が多い。彼が何をもって「親友」と決めているのか分からないが、私は彼を親友と思っている。
残念ながら私は生まれ故郷を離れてしまったが、人には人の道があり、いつまでも一緒ということはない。遠く離れていても、私は毎日彼のブログを読み、彼のことを高校までと同じように感じている。いやもっと深く理解できているように思う。高校を卒業して、居酒屋に出かけていった彼を含めて4人のうち、ひとりは脳梗塞で話せないし、ひとりは同じ市内でも別のところに引っ越してしまった。
みんな同じように歳を取り、しかし別々に人生を重ねてきた。過去は話のネタになっても、取り返すことは出来ない。あんなこともあった、こんなこともあったと懐かしむ他ない。私たちを可愛がってくれた先生はいないが、確かに彼が願うように、また中学のクラス会を開いて欲しいものだ。
明日は孫娘と、彼女が好きな井上真央さんが出演する映画『わたしのお母さん』を、刈谷日劇へ観に行く。懐かしい映画館だ。私が小学生の頃に開館した時は、洋画専門の映画館だった。どんなに街が変わっているのか、孫娘と散策してみたい。
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