昨日の誕生日会の準備、今日の後片付けのせいなのか、それともお酒を飲みすぎたのか、倦怠感が身体を包んでいる。天気がよければルーフバルコニーにゴザを敷いてやる予定だった。そのために、サルビアや日日草が咲きそろうようにと手入れし、花たちに囲まれて宴会ができるようにと鉢の配置も入れ替えたりした。ところが6時ごろに雨がポツポツと振り出してきた。室内に切り替えたが、天気を気にせず落ち着いてできた。
明日で8月も終わってしまう。子どもの頃はこの今日・明日の2日間は地獄だった。分かっているのに毎年、宿題に追われた。小学校の1年の時は、父や姉がやってくれた。父は小学校の教頭になっていたのに、今から思うとヘンな人だ。宿題を見てくれるというより、作ってくれた。そう言えば、私も娘の宿題のポスターや絵を代わりに描いたこともあるからそういう血筋なのかも知れない。
屁理屈な私は「夏休みは〝休み″がついているのにどうして宿題が出るのか」と考えていた。日曜日は休みだが宿題が出ることはないのに、夏休みは日誌だけでなく絵や習字や読書感想文や工作やいろんな宿題が山のように出る。これでは休みの意味がない。とうとう中学3年の時、宿題の提出をしなかった。担任から大目玉を食らうだろうと覚悟していたが、どういうわけか何も叱られなかった。
宿題が面倒とは思っていたが、学校がイヤとは思わなかった。子どもたちの自殺が増えているという。特に2学期が始まる9月1日が最も多いという。神奈川県鎌倉市の中央図書館のツイッターが話題になっている。「もうすぐ2学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。一日いても誰も何も言わないよ。逃げ場所に図書館を思い出してね」というものだ。1日に何万という人が見たようだが、市の教育委員会はすぐに反応した。
おそらく「学校を休んで図書館へ」という部分を「不適切」と考えたのだろう。一時は削除も検討したが、図書館側が意図を説明して収まった。本当のところはツイッターに対して好意的な意見が圧倒的に多かったからだろう。自殺する子を救うことよりも建前に関心がいってしまっている。だから学校へ行けない子が増えていることに気が付かないのだ。学校教育は自己検証が最も少ない職場ではないだろうか。
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