友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

夫婦のかたち

2008年05月14日 19時50分11秒 | Weblog
 今朝7時、次女夫婦を空港に送る。2週間の滞在だったが、終わってみればアッという間だった。「よく2週間も休暇が取れましたね」と次女のダンナに聞くと、「タイにも祝日があり、5月は特に多くて、実質は1週間程度の休暇届です」と言う。「それに今週末も祝日なんですよ」と話してくれた。彼は接待ゴルフで忙しくなるのだが、そうなると次女はご機嫌斜めになるから困ったものだ。

 滞在中も、一足先に実家のある故郷に帰っていたダンナから朝早く次女に電話が入った。話しの内容は分らないが、「またやったの」「私は知りません」「自分でやったら」ときわめて冷たい返答をしている。タクシー会社に全部電話しろというようなことを言っているから、友だちと飲んで酔っ払い、タクシーに大事なものを忘れてしまったらしい。

 「どうしたの?」と次女に尋ねると、「いつも同じことの繰り返し。放っておく以外ないの!」と手厳しい。それでもさあ、わざわざ朝早く電話をしてきたのだ。この意味を受け取ってあげるべきではないのか。「あなたに助けを求めているのじゃーないの」と言いたかったけれど、「わざわざ電話してきたのだから」と言うと、「後でいろいろ聞かれるのがイヤだからよ」ともっと冷たい言い方をする。

 ちょっと待ちなよ。どうしてあなたはそんなにエライ人なの。あなたは間違いをしないの?私は頭に来たので、「ボクなら黙って知らん顔しているね」と言う。「パパは何も知らないんだから、黙っていて。(ダンナは)パパとは違うの!」とやられてしまった。もちろん彼の方が私なんかより純粋な人柄だ。私のように隠し立てをする人物でないこともわかる。けれど、そんなつっけんどんな言い方はないだろう。彼だって何も好きで無くしたわけではなく、困ったどうしようと思うからこそ電話をしてきた。助けて欲しいし、慰めの言葉の一つでも聞けばそれでホッとできるはずだ。

 あのさ、自分だけの価値観や判断基準で考えずに、もう少し相手を受け入れていいんじゃないか。次女を見ているといつもそんな思いがする。友だちが「夫婦はみんな形が違う。こうでなくちゃーいけないことはないのだから」と私に言う。確かにそのとおりだ。「近頃の夫婦はセックスレスが多いそうだ。それだから夫婦じゃーないとは言えないだろう。どんな夫婦になるかは二人の問題なのだから、やはり放っておくのが一番」とも言う。夫婦でありながらセックスもないということが私には理解できないが、確かにいろんな形があるとは思う。

 まあ、喧嘩だけはしないように。これだけはお願いしておきたい。
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