小2の孫娘は3歳のいとこと、土曜日は一日中遊び、一緒にお風呂に入り、一緒に寝るのを楽しみにしていた。楽しみが高じたからか、昨日から熱が出て、今日は喉が痛くなり鼻血も出た。両親は共働きなので、学校を休ませることもできず、昨日は学校へ行かせた。共働き夫婦の子どもが熱を出した時、どういう対処があるのだろう。
我が家も共働きだったが、比較的近くにカミさんの実家があり助けてもらったが、実家が遠い家庭はどうしていたのだろう。マンションの友だちは知り合いに預かってもらう関係を築いていたが、近くにそれらしい人が見つからない場合はどうしたらよいのだろう。共働きの家庭のために、学童保育は拡充してきているが、病気の子の受け入れはしていない。
片方の親が休んで子の面倒をみるのが当然と考える人が多いが、親は仕事が休めない場合もある。北欧では誰かが休んでも仕事が回るような仕組みができていると聞く。「休む奴は仕事に責任感がない」という考えが残っている日本とは事情が違うようだ。日本も昔は「会社は家族」とか、「職場はファミリー」という仲間意識が強かった。
能力主義が定着し、「出来の悪いもの」を蔑む傾向が生まれた。「働きが悪いのだから賃金は低くて当然」と言われ、「働きの悪い者のために、どうして自分が稼いだ分を分けなければならないのか」と邪魔者扱いにされる。どんなに優秀な人でも病気になることもあれば、事故に遇うこともある。トップで働いていたのに、突然木偶の坊になってしまう。
みんなで支え合う社会になれば、人は安心して働くことができる。我が子が病気になった時くらいは子どものそばにいられる社会の方がいい。衆議院議員選挙の投票日は22日の日曜日だ。戦争のない世界を目指し、みんなが信頼と協力で結ばれる、そんな普通のことが実現されることを願って投票したい。