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minoaka Tommy の わらぶき小屋

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川畠成道(バイオリン奏者)

2012年12月23日 16時13分10秒 | ポピュラー音楽
誤認会のO君から数週間前に1冊の本とCDを預かった。その内に・・・と思っているうちに返す日が近づきあわてて読んだ。

       川畠正雄著「成道のアヴェ・マリア」

川畠正雄:1945年鹿児島生まれ。東京芸術大学オーケストラ・コンサートマスター等
    本の内容はこうだ。
★長男成道がロスのディズニーランド観光に行った8歳の時、難病にかかり二ヵ月半、重篤の中、日系人のハルコさん等 周りの人々の親切に支えられ、生き延びるが失明
★父(バイオリン奏者)の影響もあり、絶対音感はあった。譜面が満足に見れないので、暗譜力・記憶力・絶え間ない努力で、目の障害のハンディを乗り越え、次第に才能を開花していく
    その間の逸話として
☆次第に視力が衰えていくに合わせ、マジックで大書きしたわら半紙が100枚も壁に貼り、一枚づつはがしていく
☆妻が成道につきっきり(ロンドンでの治療・留学)で、家族が離反状態になる
☆入浴を5分ですませ、息子の指導にあたる
    等々


師事した江藤先生「バイオリンを上手に弾けるのがバイオリニスト、さらにそれに音楽的表現を加えて弾けるのが音楽家、その音楽に魂をこめて弾けるのが芸術家だ」
やがて22歳でロンドンに留学し、ロイヤルアカデミーを首席で卒業し、プロのバイオリン奏者として自立する。

  
O君は演奏会で感激し、購入の本とCDにサインしてもらってる。


ロンドンの公演で一番聞いて欲しかったハルコさんは、6年前に他界していた。
家族でお墓参りし、彼女に聞いて欲しかったのが「アヴェ・マリア」だと。


今改めて目を瞑り、CDを聞き直してみる。
本で知ったエピソードを思い出しながら・・・
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2 コメント

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あついものが、、 (song1234)
2012-12-23 23:05:51
ひとそれぞれの人生ですが、なんだか、ぐっとくる熱いものを感じてしまいますね.ハルコさんも、天国でさぞ目を細めて、聴いてくれていると思いますよ.
曲名が、また「アヴェマリア」、、感動ですねえ..
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天才←努力 (Tommy)
2012-12-24 14:04:17
クラッシックは苦手ですが、夜 静かに聴いてみるのも良いものです。
盲目の音楽家としては、スピーディワンダー・レイチャールズ・ピアニストの辻井伸行さん等がすぐ思い浮かびますが、目の障害のハンディがあるのに、どうしてあんなに音楽感が突出してるんでしょう?
預かったCDの中の<ブラームス・ハンガリー舞曲第1番>もGmで、もの悲しいが力強い名演奏だ。
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